過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L2 | 高速 | 持続 |
17 | L3 | 低速 | 超失速 |
(17は稍重)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、1.0~は超失速)
想定上がり:L2高速失速
まずは土曜の馬場ですが、妙にラスト1ハロンの失速幅が大きかったです。前半の3歳未勝利・500万のラップを見た時は序盤が速い分止まった印象だったのですが、特別レースでも最後に脚がバッタリ止まっています。
土曜メインの阪神牝馬ステークスも、49.1-45.7とやはり超スローペースでしたが、11.9-11.0-11.1-11.7とL1は失速しました。先週までの馬場でこのペースならば、ここまで止まることはありません。雨の影響もあったとは思いますが、少しタフな馬場になっている点は考慮に入れた方がいいでしょう。
展開はコーディエライトとツヅミモンが先行する形でしょう。前走はスタートも良かったレッドレグナントがこれを見つつ追走。その後ろのポジションがポイントになりそうです。ラッキーライラックは前に複数馬を置く形(3列目以降)にはしたくないでしょうが、ハーレムライン・リリーノーブル辺りも2列目を狙ってくるでしょうから、ここをスムーズに捌けるか。
幸いアマルフィコーストから外、2枠3枠はすべて中団より後ろのタイプなので、最序盤の横の動きはスムーズにできるでしょう。ゲートから2ハロンが最大の勝負を分けるポイントになるかもしれません。
コーディエライト・ツヅミモンはテンが速いタイプではないので、スローペースにはなるでしょう。阪神牝馬ステークスほど極端なスローにはならないでしょうが、1分切るか切らないかくらいのペースを想定します。上がりはL2高速失速戦で。最速地点でのキレと失速地点での踏ん張りを強く求められる展開になりそうです。
予想【自信度C】
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◯09リリーノーブル
▲01ラッキーライラック
△14レッドレグナント
×15プリモシーン
単勝◎
馬連◎-1,9,14 (3点)
ワイド◎-1,9,14,15 (4点)
3連複1頭軸◎-1,9,14,15 (6点)
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思い切って狙います。さすがにここまで人気がないとは思っていなかったので。
連勝中ですが、すべてL2失速戦での快勝です。ここ2戦のレースぶりをみると、L1の失速地点でのもうひと踏ん張りが非常に印象的です。
1分33秒台の走破時計があるように、馬場が軽くなっても対応できるタイプで、安定して2列目につけられる先行力も持ち合わせています。
後ろの有力馬、ラッキーライラックやリリーノーブル辺りが出し惜しみをする展開になれば、先に抜け出してゴール前まで踏ん張るレースができると期待しました。
◯09リリーノーブル
能力的にはラッキーライラックとの勝負付けは済んでいますが、展開のアヤを求めての対抗。ラッキーライラックよりポジションを前にとれるでしょうから、チューリップ賞よりは勝負になると思います。
チューリップ賞ではマウレアに敗れていますが、内で我慢したマウレアに向いた展開でした。今回は枠が逆転した分、マウレアよりは上位に来ると思います。マウレアはクイーンカップで連対を外し、チューリップ賞である程度は仕上げていたはずで、上積みの差もあります。
阪神ジュベナイルフィリーズ・チューリップ賞ともにL2最速戦で、適性には全く問題はありません。
▲01ラッキーライラック
穴党として絶対能力は認めるものの、この枠で本命にするわけにはいきません。
スムーズに走れればおそらく勝つでしょうから、すべては序盤の位置取り次第。ゲートを決めて2列目のインになればまず大丈夫でしょう。
阪神外回りはコーナーが緩いため、意外と内があかないことがあります。阪神牝馬ステークスでも、最内枠だったジュールポレールが直線で行き場をなくしています。ラッキーライラックの場合は能力差があるので、多少の不利なら跳ね飛ばしてしまうでしょうが。
△14レッドレグナント
話の流れとして、2列目(もしかしたらハナかも)をすんなり取れそうなレッドレグナントも高評価です。
この馬は、夏の札幌で勝ち上がった未勝利戦が見どころのあるレース。ややスローでしたが、12.5-12.1-11.4-12.5とL2地点での瞬発力をみせて4馬身差の快勝。このレースやその後の中山のレースから、小回りの方がよさが活きそうではありますが、決して圏外にいるような馬ではありません。
・・・もちろんこの鞍上でこの人気なら買いでしょ、という気持ちもあります。
×15プリモシーン
間隔をあけた組からはアーモンドアイではなく、こちらを評価しました。
フェアリーステークスはレベル的に微妙ですが、2走前テトラドラクマとの一騎打ちとなった未勝利戦がハイレベル。47.9-46.3とスローで12.2-11.2-11.3-11.6とL3地点での急加速力と、最後までスピードを落とさないトップスピード持続力を問われた1戦。テトラドラクマとは接戦でしたが、後続を5馬身離したように前2頭は重賞馬の片りんを見せるレースでした。
この未勝利戦からも、直線が長いコースでの末脚勝負になった方がよさそうです。フェアリーステークスは能力差で勝ったレースで、不向きなコースでも走れる実力の高さを買います。