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2018大阪杯前哨戦レビュー~金鯱賞~

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 今回からG1レースの開催週に、前哨戦レビューの形で有力馬の適性を探っていきます

 大阪杯の前哨戦レビュー第1弾は、大阪杯でも1,2番人気が予想されるスワーヴリチャードサトノダイヤモンドが出走した金鯱賞を振り返ります。

 スワーヴリチャード・サトノダイヤモンドに人気が集中していた金鯱賞ですが、サトノ軍団の二の矢であるサトノノブレスが逃げ粘って2着。その他、金鯱賞出走馬からヤマカツエースメートルダールが大阪杯にエントリーしています。

 時計的には凡戦だった金鯱賞ですが、大阪杯につながるレースができたのはどの馬でしょうか?

レースラップ

13.3-11.9-13.1-12.9-11.8-12.4-12.0-11.4-11.2-11.6 (63.0-58.6=2:01.6)

最速地点 最高速度 失速度合
L2 高速 持続

(馬場は稍重)

(最高速度:11.0~11.4は高速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続)

全体時計レベル:1000万条件クラス(超スローのため参考外)

 一応全体時計がどれくらいのクラスのレベルのものかは示しましたが、前半が遅すぎたのであまり意味はありません。前日の500万条件が60.4-60.5=2:00.9で、単純な比較だけならこれよりも遅いです(勝ったブラックジェイドが8馬身差でぶっちぎっているので、この500万条件もレースとしては参考にしづらいですが)。

 サトノノブレスが押して先手を主張しますが、他に競りかけてくる馬は皆無。向正面の残り1000m地点まで断続的に上りが続くこともあり、前半はペースが落としすぎといっていいほど遅くなりました。これでも800m通過辺りまでは、サトノノブレスが2~3馬身後続を引き離していたので、2番手以降はおよそレースペースとは言えない追走でした。

 1200mのハロン棒を通過する直前辺りから、スワーヴリチャードが引っ掛かり気味にサトノノブレスに並びかけにいきます。せっかくとったハナを奪われまいとサトノノブレスが抵抗したので、ここでペースが一気に11秒台にあがります(レースラップの細字赤部分)。後続も最序盤はほとんどの馬がかかり気味でしたが、1000m通過時点でまともなペースになって追走が楽になりました。

 スワーヴリチャードをなんとかデムーロ騎手が抑え込んだため、1000m通過後は再びペースが落ち着きます。残り800mからサトノノブレスが後続を引き離しにかかりますが、ここも12.0と別に速くないので、2番手以降はスローでの追走のまま。

 残り600m地点で手が動いていたのは、サトノノブレスと最後方のアクションスターだけ。ダッシングブレイズサトノダイヤモンドメートルダール4コーナー出口手前から手が動き始めますが、残りの馬は直線に入ってから仕掛けを開始。

 スワーヴリチャードが残り1ハロンでサトノノブレスに並びかけます。楽勝かと思われましたが、サトノノブレスが見た目よりはるかに楽な競馬をしていたため、ゴール前まで激しく抵抗。それでも最後は半馬身差ではありましたが、余力の残る形で前哨戦を制しました。

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予想結果

馬名 結果
ブレスジャーニー 5番人気6着
ヤマカツエース 3番人気4着

 ドスローだったのは見え見えだったので、2歳時に左回りのスローペースでスワーヴリチャードに勝っているブレスジャーニーと、先行力があるヤマカツエースを狙いました。

 2頭ともスワーヴリチャードより後ろにいるようでは、勝負になりませんでしたね・・・。ともにサトノノブレスにも大きく離されたのは意外でしたが。

大阪杯に向けた各馬回顧

1着スワーヴリチャード

 あまりにも遅いペースだったので激しく引っ掛かりましたが、それでもラスト3ハロンが11.4-11.2-11.6というトップスピード持続力勝負で完勝でした。

 特に最速地点のL2でも、鞍上の手が全くと言っていいほど動いていなかったので、素軽いスピード勝負には絶対の自信がありますね。ラストにサトノノブレスに抵抗されましたが、レースの見た目以上にサトノノブレスの刻んだラップは楽だったので、仕方がないと思います。むしろ、最後きっちりと差し切ったのは評価できます。

 未勝利→共同通信杯→アルゼンチン共和国杯→金鯱賞と4勝をあげていますが、

 L2高速持続L2高速持続L2低速持続L2高速持続とすべてL2持続戦で勝っています。

 2着だったダービーも12.7-11.5-10.9-11.4とL3からスピードが上がり、最速地点がL2で、L1でもスピードを落とさない負荷の軽いL2超高速持続戦。好走パターンは明確です。

 逆に皐月賞はL3持続戦、有馬記念はL2高速超失速戦。早めからトップスピードに乗せる必要があるレースや、終いでスピードを落とす粘り込みの形の競馬では馬券圏内を外しています。

 負けた2戦はともに右回りで、有馬記念でも直線でよれてサクラアンプルールに決定的な不利を与えたように、右回りに懸念材料があるのは確か。しかし、上がりラップ分析的には右回りよりも、L1で負荷がかかる競馬で脆さが出ていると判断します(皐月賞は後半外々を回した分の距離損はありましたが)。

 大阪杯への展望ですが、決して向いている条件ではありません。幸いペースが遅そうで、後半のトップスピード持続戦になる可能性が残されているのはプラスですが、右回りへの懸念やゴール前の坂の存在から中心視したいとは思いません。

 右回りの小回り戦への適性を示している馬も多いので、買ってもヒモ候補までと考えています。

2着サトノノブレス

 金鯱賞ではサトノダイヤモンドのラビットとしての役割を果たすという認識が、ファンの間にも騎手の間にもあったため人気の盲点かつレースの盲点となりました。

 一旦スワーヴリチャードに並ばれてから再度突き放す形で直線を迎えましたが、ここでのペースも12秒台だったので、負荷のかからないペースアップでした。とはいえ、スワーヴリチャードに肉薄し、僚馬サトノダイヤモンドに先着したのですから8歳ということも考慮すると立派です。

 もともと2歳時から活躍し、重賞4勝をあげている実力馬。重賞4勝は

 L2高速失速(14日経新春杯)→L2高速超失速(14小倉記念)→L2高速失速(16中日新聞杯)→L2高速失速(16鳴尾記念)

 とすべてL2高速(超)失速戦。こちらはスワーヴリチャードと少し違い、同じL2最速戦でもL2地点で瞬発力を使って一気に加速し、終いはスピードを落としながらも粘り込む形での重賞勝利ばかりです。

 小回り2000でも重賞を2勝しているように、コーナーを抜けた後の加速力で他馬を出し抜く形が勝ちパターン。ヤマカツライデンが単騎で逃げ、実質馬群の先頭としてスローでレースを進められれば、直線で瞬発力を使い抜け出して粘り込む形を再現できるかもしれません。

 金鯱賞組で一番怖いのは案外サトノノブレスではないかと思っています。金鯱賞の好走があったとはいえ、ノーマークで競馬を進められそうですし。

3着サトノダイヤモンド

 昨年秋のフランス遠征で燃え尽きたのではないかと心配されていましたが、金鯱賞でも最速上がりは使えたので、ひとまず走れる状態にあることは証明できました。陣営も不安な状態でのレースだったこともあり、終いまではおとなしく乗って、ちゃんと直線で伸びるか試したような競馬でした。

 16神戸新聞杯から17阪神大賞典までの重賞4連勝は、

 L2高速持続(16神戸新聞杯)→L2低速超持続(16菊花賞)→L4低速持続(16有馬記念)→L3低速失速(17阪神大賞典)

 と、一見バラバラの流れで好走しています。しかし、上がり4ハロンをよく見ると

 16神戸新聞杯:11.6-11.5-11.4-11.7
 16菊花賞  :12.0-11.6-11.5-11.6

 L2最速戦の2レースも、L2~L3地点でスピードが上がるスローの瞬発力が求められるレースではなく、長い距離を11.5前後の中間速で走りきる持続力型のレースでした。

 金鯱賞でも4コーナーから早めに手が動いていたように、決して瞬発力に優れたタイプではなく、トップスピードはそこそこだけど長く脚を使い続けることのできる馬です。

 父ディープインパクトは、トップスピードの高さ持続力を非常に高いレベルで兼ね備えていたため平成を代表する名馬になりましたが、サトノダイヤモンドは持続力を強く受け継いだタイプのディープインパクト産駒ですね(僚馬サトノノブレスは持続力は平凡ですが、トップスピードの高さを受け継いでいます)。

 大阪杯は小回り2000ですが、うまく早めからスピードを乗せられるかがポイントになりそうです。有馬記念のように、自分から動いてレースを支配する形をとれればいいですが、今回は初の乗り替わりでルメール騎手から戸崎騎手にスイッチ。戸崎騎手は良くも悪くもレースの流れに沿う形で競馬を進めるのが持ち味ですので、サトノダイヤモンドにはあまり合っていないような気がします。

 サトノノブレスが早めからレースを引っ張る形でアシストをしてくれればいいですが、サトノノブレス自体もチャンスがありますし、そもそもサトノノブレスが早めに動いても他馬が反応してくれない可能性があります。

 以上から、自分の競馬ができれば十分アタマ候補ですが、前提条件である自分の競馬ができるかという点で大きな疑問符がつきます。スワーヴリチャードよりは買いたいですが、軸にはしづらいですね。馬券的には悩ましい1頭です。

4着ヤマカツエース

 金鯱賞では反応勝負でサトノノブレスにも離されてしまいました。

 金鯱賞3連覇がかかっていたわけですが、前2年の金鯱賞はともにL2高速持続戦。今年の金鯱賞とも同じ上がり要素だっただけに、この完敗は手痛いですね。

 昨年の大阪杯は3着でしたが、11.8-11.7-11.6-12.0のL2低速持続戦。ただし、これはほとんどマルターズアポジーのラップで、後続の脚の使い方は高速持続戦のような形でした。ヤマカツエースは後方から徐々に押し上げて33.8の上がりを使いました。最後まで脚を伸ばしていたように、やはり軽いトップスピード持続力勝負でこそでしょう。

 それだけに、適性ドンピシャの前走で負けたのは不満が大きいです。力が大きく衰えたとは思いませんが、成長曲線は緩やかに下降線を辿っているのではないでしょうか。大阪杯の馬券的には基本は消しで。

8着メートルダール

 金鯱賞は後方からの競馬で、自身の上がりも平凡でした。

 メートルダール自体は重賞初勝利をあげた17中日新聞杯がL2高速持続戦で、条件戦時代もトップスピードの高さが活きて、かつ最後までスピードが落ちきらない負荷の軽いレースでの好走が目立ちます。

 金鯱賞の内容は正直少しガッカリでしたし、G1クラスとなると力が足りないでしょう。中京2000から阪神2000へのコース替わりもマイナスで、厳しい競馬になってしまうのではないでしょうか。

 ただし、ここで大敗したとしてもG3クラスの高速持続戦ならば侮れない力はありますし、人気を落とした後の新潟や東京の中距離での巻き返しは狙ってみたいです。

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