2018シリウスステークス過去レース・上がりラップ分析ページ

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 2018年9月29日の阪神競馬場メインレースは、JRAでは最も長い距離で行われるダート重賞・G3シリウスステークスです!

 中央4場の中では、東京2100に続く距離を誇る阪神2000mで行われるダート重賞です(各場に設定されている条件では、中山2400・2500も使われていますが、準オープン以上のレースはなし)。

 ハンデ戦でもあるため、スタミナタイプの素質馬が揃う印象が強いです。ワンダーアキュート・アウォーディーと川崎2100G1覇者が2頭出ていることからも、ダート長距離レースとしてはレベルの高い争いとなります。

 今年も上がり馬タイプが多数出走予定です。前走でダートでの連勝が止まってしまったものの、依然次のトップホースの座を狙うグレイトパールが中心となりますが、ハイレベルな3歳ダート組からオメガパフュームヒラボクラターシュの2頭がエントリー。4歳馬も、前走でグレイトパールを破ったサンライズソアと、連勝中のミキノトランペットと強力な顔触れ。ダートで2戦2勝のウェスタールンド・タフなヨシオなど、G1への挑戦権を得たい馬が多数並んでいます。

 今年はJBCが京都競馬場で行われるため、通常よりもJRAの馬が出やすくなっています。歴戦の雄と大舞台で戦う権利を得るのは、どの馬になるでしょうか?

 以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、シリウスステークスのポイントとなります!

過去10年の上がりラップ傾向

 

最速地点 最高速度 失速度合
08 L3 低速(12.2) 持続(0.3)
09 L4 低速(12.2) 持続(0.3)
10 L2 高速(11.6) 超失速(1.5)
11 L2 高速(11.7) 超失速(1.1)
12 L2 低速(12.1) 失速(0.6)
13 L3 低速(12.0) 失速(0.6)
14 L3 高速(11.6) 失速(0.9)
15 L4 低速(12.1) 超失速(1.0)
16 L2 高速(11.8) 失速(0.7)
17 L3 低速(12.0) 超失速(1.2)

(09,15,16は稍重馬場、残りは良馬場)

(最高速度:11.5~11.9は高速、12.0~12.4は低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)

 シリウスステークスに関しては、後半よりも前半の方がハッキリとした傾向が出ています。

 芝スタートと長いホームストレッチでの先行争いとなるので、スタートから3ハロンはだいたい35秒台。しかし、阪神の1,2コーナーは急なので、ここからペースがガクッと緩みます。4ハロン目・5ハロン目はともに13秒台となることが多いです。

 そこからの動き出しは年によってまちまちですが、1,2コーナーとは違い、3,4コーナーはスピードを乗せやすい区間です。4コーナーがきついので、直線での再加速が必要となるものの、3コーナーと4コーナーをつなぐ区間は疑似的な直線となっているので、ここでスピードが上がりやすい印象です。

 最速地点を決めてかかるのは難しいですが、前半で緩急がついてからの後半勝負というのが基本的なシリウスステークスのラップとなります。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 ミツバ 5番人気4着
17 マスクゾロ 1番人気7着

 昨年は緩んでからの巻き返しが早く、完全なステイヤー向きペースに。先行馬が頑張ったものの、L1で激しく落ち込んだためメイショウスミトモの差しが決まりました。

 ハンデ戦でレベルが拮抗するので、終盤で激戦となることもあり、L1で脚が残せるタイプの方が確実性が高い印象ですね。

 また、以前から芝のレースで活躍してきた馬が馬券に絡むことが多いのも特徴的です。昨年も1000万まで芝で勝ち上がっていたピオネロが3着でした。

シリウスステークスのポイント

 有力どころは末脚を活かすタイプが多いですが、徹底先行型も多数エントリーしています。前半はかなり速くなるでしょう。

 後半の動きは読みづらいので、決めてかからないようにしますが、雨馬場にならなければL1では13秒近くまでスピードが落ちることになりそうです。ラップの落ち込みに対応できる馬は評価を上げたいです。

 特注馬は、中盤から動けて終いもしっかりしている馬を選びました。さらに芝での成績も残っているので、シリウスステークスに合っていそうなタイプです。

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