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過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L4 | 低速 | 超失速 |
17 | L4 | 低速 | 失速 |
(16,17ともに良馬場)
(最高速度:11.5~11.9は低速)
(失速度合:0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
想定上がり:L4低速失速
ハナ争いはコスモイグナーツとエポカドーロの2頭。週中ではコスモイグナーツが先手を取ると考えていましたが、鞍上が柴田大知騎手から津村騎手にスイッチ。同じラフィアン勢の有力馬マイネルファンロンに柴田大騎手が乗るためですが、ここ数戦コスモイグナーツは厳しめのペースを自ら作り出していたので、乗り替わりでこの意識が少し変わるかもしれません。
テンのスピードだけならエポカドーロの方が上。こちらは戸崎騎手ですので、内のコスモイグナーツがそれでも主張するようなら喧嘩することはないでしょうが、ポンとスタートを出ればこちらが先に行く可能性も出てきたと思います。
中山の馬場は徐々に軽くなっていて、かつ内が走りやすくなっているような気がします。元々見た目よりは内が頑張れていた馬場ですが、土曜は雨が乾きながらの競馬でした。
日曜は朝から普通の良馬場でしょうから、また傾向が変わる可能性があります。2か月開催の最後にG1皐月賞が控えているので、最初からここに合わせた馬場管理をしているはずです。近年は特に馬場整備の技術がさらに向上しているので、開幕週で時計がかかっていても最後のG1ではキレイな馬場というケースがありますし、2月末からの開催で各々に馬場に対するイメージが出来てきていると思いますが、あまり固執しすぎないよう柔軟に構えておいた方がいいと考えています。
予想【自信度D】
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△05エポカドーロ
△06ハッピーグリン
△07ビッグスモーキー
△08ステルヴィオ
△12マイネルファンロン
△13ライトカラカゼ
3連複1頭軸◎-5,6,7,8,12,13
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かなり悩みましたが、結果的に4ハロン以上のロングスパート戦で勝っている馬を本命に。
過去レース分析ページでも特注馬にはしていたのですが、結果的に評価したのはスプリングSと同条件での未勝利勝ち。前半はかなり遅かったのですが、11.4-11.8-12.1-12.2-12.2というロングスパート戦を中団からかなり長い脚を使い差し切り勝ち。特にL1地点での失速度合の低さが目立ちました。
ゲートがかなりもっさりとしている馬で、前半の追走スピードが全くないのは大きなマイナスポイントですが、相手なりに伸びている馬なのでレースが早めに動き始めれば、持ちうるポテンシャルをすべて開放できる気がします。
馬券は3連複しか買いませんので、3着でもいいから一番崩れなさそうな馬を選んだ感じ。かなり消極的な本命です。
△ヒモ6頭
エポカドーロは前走あすなろ賞が、60.5-60.3の平均バランスでL3低速超持続戦を逃げ切り。ある程度前半から出していって、かつ明確な加速ポイントを作らないような淀みないレース作りができれば、一番勝つ可能性が高いと思います。今回は同型の存在が気がかりで、本命にするまでは至りませんでしたが、皐月賞に出れてもチャンスがある馬だと考えています。
ステルヴィオはサウジアラビアロイヤルカップや朝日杯からも、出し切れば高いトップスピードを長く発揮できる末脚を持つ馬。ただし、ギアチェンジには難がありますし、低速のジリジリしたロングスパート戦よりは軽い馬場でトップスピードの質を要求された方がよさそうです。絶対能力は一枚上ですが、小回りの1周戦よりはワンターン向きでしょう。NHKマイルカップの本命候補筆頭ですが、この条件には疑問符がつきます。
そのステルヴィオにコスモス賞で敗れたものの、セントポーリア賞で完勝したのがハッピーグリン。そのセントポーリア賞は63.1-46.7と超スローで、12.8-11.3-11.2-11.4と完全な直線勝負。この馬もステルヴィオと同じように、高速戦での持続力を活かしたいタイプでしょう。コスモス賞では先マクリの形で、ステルヴィオにとっては格好の目標になってしまいました。小回りコースでの能力差は、あの時点ではほとんどなかったと言ってしまってもいいので、人気差がこれだけあるなら相手候補からは外せません。
初芝のすみれステークスで好走したビッグスモーキー。勝ったキタノコマンド―ルは一枚違う能力がありましたし、2着のケイティクレバーは安定勢力。この相手に芝初戦で3着ならばまずまずでしょう。すみれステークスは超に近い高速馬場で、60.6-12.3-58.8とバランスだけならスローですが、高いスピードは随所に必要だったレース。12.0-11.8-11.0-11.7のL2高速失速戦でしたが、L2地点では少し置かれたもののL1で巻き返しました。粘り強い末脚はありそうで、意外と侮れないかも。また、この馬が好走するようだとキタノコマンド―ルの評価をさらに上げる必要があるかもしれません。
8枠2頭は人気薄で買いたい2頭。マイネルファンロンはステイゴールド産駒らしからぬL2高速戦での好走が続いていますが、まだロングスパート戦を経験していないだけに、未知の魅力は十分にあります。
ライトカラカゼは意外にハイレベルだった京成杯で4着。ハイレベルといっても、59.7-61.5の3歳重賞には珍しいハイペースで、12.1-12.5-12.3-12.2と超低速超持続戦とこれまた珍しい上がりのレース。トップスピード面に関しては、ギアの切り替えも最高速度も問われず、前半の追走スピードと後半の持久力を試されたレースでした。こういった特殊なレースの好走馬は、再び条件がはまれば穴をあける傾向にあります。
京成杯2着コズミックフォース・3着イェッツトは次走瞬発力勝負となったレースで、ともに1番人気を裏切る形の凡走。逆にスプリングSは低速ロングスパート想定なので、4着だったライトカラカゼに大駆けの予感。