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過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L2 | 低速(11.5) | 失速(0.7) |
17 | L1 | 高速(11.0) | 超持続(0) |
(16,17はともに良馬場)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.6~0.9は失速)
想定上がり:L2高速持続
土曜の中山は雨のため、先週のような超高速馬場ではありませんでした。しかし、1日で馬場が乾き、日曜日は高速馬場に逆戻り。初風特別は34.1-33.8とスローペースながら7秒台。しっかりと前半から流れれば、好時計での決着が可能となる馬場になっています。
スプリント以外の重賞でこれだけ先行馬が揃うのも久しぶりではないでしょうか。ケイティクレバー・タニノフランケルは、古馬1600万・1000万で逃げて好走。さらに皐月賞3着のジェネラーレウーノが、大きな展開の鍵を握ります。
京成杯が59.7-61.5、皐月賞が59.2-61.6とハイペースで後続の脚を削ぎ落す競馬で好走しているジェネラーレウーノ。ダービーでは溜めてダメだった(それでもダービーにしてはまずまず流れましたが)ので、ある程度積極的な競馬はしてくるでしょう。
馬場の回復にジョッキーの意識が追いつくかはわかりませんが、全体的に流れる競馬になりそうです。馬場がいいだけにそれなりのトップスピードは必要ですが、瞬発力よりも11.5前後を長く使いことのできる中間速の持続力が必要となりそうです。
予想【自信度B】
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◯07ブレステイキング
▲15レイエンダ
単勝◎
馬連◎-7,15
ワイド◎-7,15
3連複◎-7-15
3連単◎→7,15→7,15
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まだ底をみせていないレイエンダが圧倒的人気ですが、こちらも未知の魅力はたっぷり。
前走は、62.3-63.2-35.3とスローの競馬でしたが、後方からレースを進め3コーナーから進出を開始。コーナーで常に大外を回してまくる競馬となり、距離ロスがかなり大きかったですが、直線でもスピードを持続させての快勝でした。上がりも12.1-11.6-11.8-11.9とロングスパート戦でしたが、一番速い3,4コーナーで大外を回って進出しているように、中山で必要なコーナーでのスピードアップ能力も見せています。
どうしても戦績的には地味ですが、このレースの勝ちタイムは前日のオープンクラスと遜色ないもの。そのレースは61.5-63.4-35.5で、ほとんど差はありません。しかも、オープンレースは内内を通しての逃げ切りだったので、通ったコースを考えれば非常に強い内容だったことがわかります(オープンのレースが大したレベルではなかったですが)。
デビューから末脚の持続力は抜群のものを示しています。高速馬場でのトップスピードを問われた時に不安は残りますが、デビュー戦では12.4-12.1-11.6-11.4と出し切らずに完勝しています。軽い馬場で出し切った時に、さらなる上積みが望めます。
ペースが速くなりそうで、出し切るレースになれば他の馬の適性からしてもチャンスはありそうです。
◯07ブレステイキング
デビューから期待度の高い馬でしたが、春は軌道に乗ることができませんでした。常に上位の上がりをみせてはいましたが、どうも瞬発力を問われるレースになると少し足りないレースが続いていました。
勝ったレースを見ると、長く脚を使い続けるラップになっています。未勝利は48.9-12.2-49.0で、スタートからゴールまですべて12秒台が続く一貫ラップ。東京の500万勝ちも、府中のレースにしては加速力が問われない流れになりました。中緩みからの11.6-11.5-11.9-12.0と、あまり府中らしくないラップでした。
フリージア賞やプリンシパルステークスの惜敗からも、ベストは瞬発力が問われづらい条件でしょう。賞金的にもメイチ勝負になるでしょうし、末脚を出し切る競馬が得意なデムーロ騎手の手も合っています(サトノワルキューレは出しきれませんでしたが・・・)。
こちらもペースが流れた方がいいでしょうから、中山らしい一貫ペースになればいいでしょう。
▲15レイエンダ
これは単純に強いです。前走松前特別は、59.8-59.5とミドルペースでしたが、中緩みの瞬発力勝負。12.4-11.8-11.4-11.3とL1最速の加速ラップでしたが、4コーナーも抜群の手応えで前に並びかけ、直線は全力で追わずに抜群の瞬発力をみせました。
間違いなくトップクラスで活躍できる逸材ですが、中山2200で持続力になった時はどうでしょうか。負担の軽い競馬での直線加速力勝負では、もう間違いないと思いますが、中緩みの少ない一貫ペースはなんともいえません。
試金石としてはいいレースで、ここも楽勝できるようだといきなり秋のG1戦線で主役に躍り出るかもしれません。