過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L3 | 高速 | 持続 |
17 | L3 | 低速 | 失速 |
(16,17ともに良馬場)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速)
想定上がり:L4高速失速
展開、というか馬の並びは読みやすいです。ヤマカツライデンがなんとしてもハナ、ガンコがこれに続き、大外枠のトミケンスラーヴァが内に切れ込みながら2番手集団につける形でしょう。
3列目は内からカレンミロティック・クリンチャー・ソールインパクト・サトノクロニクル・シュヴァルグランの5頭。外のアルバート・トーセンバジル・スマートレイアーはこれらを見ながら後方の内につけるでしょう。1枠2頭ミッキーロケット・チェスナットコートはスタート次第ですが、内を死守するのは間違いありません。レインボーラインも序盤はマイペースで後方から。
ヤマカツライデンは単騎で離す形になって、実質的なペースメイカーはガンコ。ヤマカツライデンは昨年は高速馬場とはいえ、前半1000m58秒3は飛ばしすぎ。阪神大賞典は60秒1で入れましたが、後続を引き離せませんでした。
ただ、阪神大賞典はムイトオブリガードが積極的についてきて、クリンチャーも前半かかり気味。今回の方がプレッシャーなく逃げられそうで、できれば60秒前後で1000mは通過したいと考えているでしょう。
1000mを通過してからは、淀の坂までは淡々とレースが進みます。昨年はキタサンブラックがいたため、これを軸にレースが進みましたが、今年は不動の1番人気がおらず、クリンチャーの三浦騎手は初騎乗、シュヴァルグランのボウマン騎手は16年にフェイムゲームで天皇賞春の騎乗経験があるとはいえ、周りの様子を見ながらの競馬になるでしょう。
こうなると、ヤマカツライデンはプレッシャーが比較的少ない状態でレースができそうです。これが坂の下りから勝負をかけて、馬群も坂の下りからの勝負。イングランディーレやビートブラックと比べるとスタミナ面で劣るヤマカツライデンですから、ゴール前で飲み込まれることになるとは思いますが、ひょっとすると・・・。
有力馬に先行馬がいない今年は、動き出しが全体的に遅くなるとみて、ポジション重視の予想をします。ラップ的には要所の反応より、早めから動き出してもラストで踏ん張れる先行馬がよさそうです。
予想【自信度C】
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◯10サトノクロニクル
▲06ガンコ
☆05ヤマカツライデン
単勝◎
単勝☆
馬連BOX◎,5,6,10 (上位3頭BOXを厚めに)
ワイドBOX◎,6,10
3連複BOX◎,5,6,10 (5の馬券は100円×3だけ)
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前走の阪神大賞典では苦戦しましたが、以前から阪神大賞典では苦戦しています。阪神内回りコースの実績があるので、全く合わないコースとも言えませんが、3コーナー手前から速くなりやすい条件で、コーナーでのスピードを求められるとあまりよくないのかもしれません。
京都コースは本格化した3歳秋以降、1年ぶりのレースを除けば全て馬券圏内と相性抜群です。阪神のように3コーナーからフルスロットルではなく、淀の坂で勢いをつけてから直線でスパートという形が合っています。
今回は枠順も理想通りですし、3列目の最内をぴったりとキープして競馬ができそうです。力がそこまで落ちているわけではないですし、叩き良化型で2戦目で形通り巻き返してくれることを期待します。今年のメンバーならアタマの期待をしてもいいでしょう。
◯10サトノクロニクル
こちらも阪神大賞典組。4コーナーから直線入口で、勢い良く外を回ってきたレインボーラインにふさがれる形になりましたが、L1地点ではかなり巻き返しをみせていました。
重賞勝ちの17チャレンジカップが、高速馬場でL6最速戦という超ロングスパート戦。セントライト記念や有馬記念からも、一瞬の加速力では並のオープン馬レベルですが、エンジンがかかりきってしまえば容易には止まらないタイプです。
あの菊花賞以外は京都で崩れていませんし、明らかに淀の下りがプラスに働く馬ですから、阪神大賞典よりもさらにパフォーマンスをあげられるでしょう。
ポジション取りとしては、なるべく前半から好位で競馬をしてほしいですね。トップスピードの高さはないので、外枠勢やレインボーラインに差をつけるためには、下りの段階でリードがある程度ほしいです。
▲06ガンコ
芝に条件を移してから充実一途。勝ったレース3つはすべてL2失速戦で、直線入口でのスパートで出し抜いてL1では粘り込むタイプの馬です。
日経賞では、まくったキセキの動きに惑わされずに3,4コーナー中間から仕掛けていき、急坂の手前でセーフティーリードをとって押し切りました。
タフな馬場でも反応できるので、高速馬場は相対的にはマイナスですが、ポジショニングと直線での瞬間のスピードで出し抜く可能性はあります。サトノクロニクル同様、ため込みすぎるとトップスピードの高い馬にやられるおそれがあるので、坂の下りから積極的に動く競馬を期待します。
☆05ヤマカツライデン
今年のメンバー(馬・騎手ともに)を見渡すと、少し怖いのが京都の大逃げパターン。
昨年は前半が速すぎたこともありますが、馬群の先頭がキタサンブラック・武豊騎手だったので奇襲が通じませんでした。
この馬もガンコ同様、ダートから芝に転戦したとたん覚醒したタイプですが、こちらはL3,L4最速の早めスパートでセーフティーリードを直線までに築いて、最後は止まりながらも貯金を活かして逃げ切るタイプの競馬が持ち味です。
緩めても仕方がないのは、前走大阪杯でもはっきりしましたし、上手くごまかしやすい京都外回りで1周目のゴール前から離していければ、ひょっとするとひょっとするかもしれません。
これは単勝で買っておいて、捕まったらどこにも残らないという買い方にしておきます。昨年は全くの無印でしたが、今年に限っては少しだけギャンブルがはまる可能性があると思います。