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過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 | 前後半4F |
09 | L2 | 高速(11.4) | 失速(0.6) | 48.6-47.9 |
10 | L4 | 低速(11.8) | 超失速(1.2) | 45.0-49.8 |
11 | L2 | 低速(11.9) | 失速(0.6) | 45.1-48.6 |
12 | L2 | 低速(11.5) | 超持続(0) | 47.8-47.7 |
13 | L2 | 高速(11.3) | 失速(0.9) | 47.7-47.0 |
14 | L2 | 低速(11.5) | 失速(0.7) | 48.1-48.2 |
15 | L2 | 高速(11.4) | 失速(0.8) | 48.1-47.1 |
16 | L2 | 高速(11.2) | 失速(0.7) | 47.5-46.8 |
17 | L4 | 低速(11.9) | 持続(0.4) | 46.1-48.6 |
18 | L4 | 低速(11.6) | 超持続(0.2) | 48.0-46.6 |
(すべて良馬場)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
前半が後半より2秒以上速いレースを青文字にしていますが、このパターンだとわかりやすいです。11年はL2最速戦になっていますが、12.2-12.0-11.9-12.5と後半で12秒前後が続くラップ。残りの10,17年も後半で速いラップが出てこない、3歳牝馬としてはかなりタフな持久力勝負となります。
ペースが落ち着けば(前後半イーブン~スロー)、L2最速戦で4コーナー出口からの瞬発力勝負になるのですが、昨年は例外的に11.6-11.6-11.6-11.8と中間速の持続戦に。
昨年以外はL3からペースが上がりはじめてL2最速という、スローペースの直線だけの勝負となっていますが、昨年のようなレースが今後起こりうるかがポイントです。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
17 | ツヅク | 8番人気14着 |
18 | レッドベルローズ | 7番人気3着 |
17:12.5-11.0-11.2-11.4-11.9-12.4-12.0-12.3 (46.1-48.6=1:34.7)
18:12.5-11.5-11.9-12.1-11.6-11.6-11.6-11.8 (48.0-46.6=1:34.6)
昨年は前半スローで、後半は早めにスピードが上がる中間速~低速域での持続戦となりました。中団以降の馬が上位を独占しているように、後半で息を入れるポイントがなく先行馬が失速し、L1は差し馬のラップになっています。
問題は、これまでのスロー=L2最速瞬発戦という図式が崩れた昨年のパターンが今後も起こりうるのかです。
中山マイルは最序盤がコーナーを曲がりながらのレースになり、残り1200mから下りがずっと続くコースです。そのため、本質的には昨年のようにペースが緩まない一貫レースが起こりやすい形態になっています。
実際、古馬戦では単調なスローのL2最速戦は発生しづらく、全体スピードが最も重視される適性となります。あくまで、この時期の3歳牝馬戦という縛りがあるからこそ、4コーナーまでゆったりと進んでいたと考えられます。
そのため、個人的には今後もスローが想定されるレースでは、昨年のような中間速のロングスパートも起こりうると考えます。
あとは先行馬に騎乗する乗り役の意識の問題。レースは水物ですので、事前に読み切ることはできませんが、先行馬の並び(コーナーをすぐ迎える中山マイルでは特に重要)やこれまで作ってきたペースで判断するしかありません。
ペースを読むという主観的な要素が強いレースになるので、個人的には(馬券的に)歓迎できない重賞レースですね・・・。
フェアリーステークスのポイント
今年の登録馬には逃げ経験馬が4頭います。そのうちウィンターリリーとコントラチェックは逃げ切り勝ちを収めていますが、ともに超スローでの瞬発力勝負に持ち込んでいます。
となると、基本的にはスローでL2最速となり、瞬間の反応に長けている馬を狙いたくなりますが、フルゲート必至で展開に紛れが発生しやすいコースだけに、枠の並びを見るまでは上がり要素を決めつけるのも危険です。
金曜日の枠番発表後に、もう一度条件を整理して予想に臨みます。
特注馬は、まずはペースとは関係なしに勝ち上がり方に見どころがある馬にしました。
ドスローのレースでの差し切りだけにフェアリーステークスに完全に直結するとは言い難いですが、今年は開幕週から超に近い高速馬場の中山だけに、スローペースでもL1最速戦で差し切っているのは強調できるポイントとなります。
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