2018年のフェブラリーステークス過去レース・上がりラップ分析ページはこちら
過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
17 | L3 | 高速(11.8) | 持続(0.5) |
18 | L2 | 低速(12.3) | 持続(0.5) |
(17,18ともに良馬場)
(最高速度:11.5~11.9は高速、12.0~12.4は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続)
想定上がり:L2高速失速
17:12.1-10.5-11.4-12.2-12.8–11.8-12.0-12.3 (34.0-25.0-36.1=1:35.1)
18:12.2-10.7-11.2-11.7-12.5-12.6-12.3-12.8 (34.1-24.2-37.7=1:36.0)
フェブラリーステークスのポイントは、
前半速い⇒中盤遅い⇒直線でトップスピード
芝スタートのG1で前半はかなり速くなります。ゲート後の二の脚がつきやすく、先行争いが激化しなくても34秒台に入りやすいです。スタートから長い直線が続くというのもポイントです。
今年の場合もインティが真ん中なので、内のサクセスエナジー、外のサンライズソア・ノボバカラがやりあわなくても自然とペースが上がりそうです。
そして、最大ともいえるポイントは中盤での緩みです。前半3ハロンが速いのとは対照的に、コーナーでは長い直線に備えてガタッとペースが落ちます。前半が速くなりやすく、ラストに500mの直線が待ち構えていることから、コーナーでペースを落とさなければという意識が強くなるのでしょう。
ラストの直線は当然高速上がりになりやすいのですが、馬場状態にもよるところが大きいです。昨年は極端に重い馬場で、直線でもスピードがあまり上がりませんでした。
今年の場合は、時計がかかる冬の馬場ではありますが、昨年ほどパワー型の馬場という感じもしません。さすがにL2では11秒台には突入しそうです。
緩急の激しいレースになるので、中距離型のオンオフが利く馬の方が買いやすいです。ただし、コーナーでスピードが要求されないというのはダートレースでは特殊です。
芝よりも早めに動き出す+内側にコースがあるので、勝負どころがコーナーになりやすいダートの競馬としては異例のコースといえます。
コーナーで動けない馬の大きな上積みには警戒すべきです。
予想【自信度A】
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★11コパノキッキング
単勝◎
複勝◎
馬連◎-11
ワイド◎-11
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単勝が売れないのはなんとなく想定していましたが、複勝系でも全然売れていないのは意外でした。これなら強く狙いたいということで本命にしました。
まず、近4走の負けは全く気になりません。
コーナーで全く動けない馬で、大外に振り回すことしかできないので、地方の競馬場は全く合いません。また、コーナーで大きく外に振られやすい京都や中京も適性がないです。
ただし、直線に入るとトップスピードの高さ・持続力ともに最強クラス。コーナーで加速ができないので周りより踏み遅れていますが、スピードに乗ってからは全く止まることがありません。
結果として、重賞クラスのレースになると東京でしか好走ができないので、適性の幅が非常に狭いといえます。
東京では2回馬券圏外に敗れていますが、これは体調面の問題が大きいです。また、17年フェブラリーステークスはL3最速という珍しいレースで、コーナーでの加速力で手間取ったことに加え、珍しく大外を回さなかったことで逆にいい脚が使い切れませんでした。
今年はあまり考える必要のない枠に入りました。スタートはのそっと出ることになるでしょうが、変に工夫をするよりも苦手なコーナーで外に出して少しでもスピードをつけ、自慢の直線での末脚をフルに活かせるように前が開けた状態で競馬をした方がいいです。
今年は粒ぞろいのメンバーなので人気が落ちていますが、この条件ならば厚く狙いたいです。アタマまで届くためには展開の助けは必要ですが、複勝ならかなり自信があります。
★11コパノキッキング
◎馬の相手として買いたい馬はたくさんいて、迷うくらいなら単複1点で買います。
と思ったのですが、コパノキッキングとの組み合わせだけはオッズがつくので少しだけ抑えます。
前走の根岸ステークスは、12.4-11.1-11.5-12.1-12.2-12.0-12.2というL2低速超持続戦。先行争いが落ち着いたところで少しかかりかけましたが、抑えが利いて直線へ。ラストまでジリジリ伸びてユラノトを競り落としましたが、ラップを見ると止まっていなく長くいい脚を使ったと言っていいでしょう。
札幌1000m戦で連勝したイメージからも短距離型っぽく見えますが、藤森ステークスからの3連勝は、全部前半3ハロンより後半3ハロンの方が速い後傾ラップ。1800でもとは思いませんが、中盤緩む1600mなら十分対応可能だと思います。
藤田菜七子騎手効果で単勝は売れていますが、他の券種はあまり売れていないので(◎との馬連は万馬券!、)少し買ってみようと思います。
その他の馬
インティは前半のハイペースがどうかだけ。ここを2番手でゆったりと乗り切れれば、楽勝も可能だと思います。逆に芝スタートで行き脚がつかないと、ハイペースで脚が溜まらず・・・という可能性も否定できません。
ゴールドドリームは府中1600で崩れるケースは考えづらいです。17年は内枠でしたが、デムーロ騎手が早めに外に出して末脚を出し切りました。今年はルメール騎手なので、内で溜めていたら前が塞がるというパターンがありそうです。それでも大崩れは考えづらいですが。
Wサンライズは、サンライズソアの方が怖いです。どんなペースでも対応できる万能型で、スタートも安定しているので大負けはないでしょう。勝ち切ることもなさそうですが。サンライズノヴァは重いダートが向いていないのが苦しいところ。
オメガパフュームは中距離のロングスパート型。出し切りたいタイプなので、デムーロ騎手との相性は抜群ですが、少しモタモタしそうで微妙です。