2019/10/13京都11R 秋華賞予想【自信度C】

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2018年の秋華賞過去レース・上がりラップ分析ページはこちら

過去レース分析・コースの特徴

最速地点 最高速度 失速度合
17 L4 超低速(12.1) 持続(0.3)
18 L3 低速(11.5) 持続(0.4)

(17は重馬場、18は良馬場)

(最高速度:11.5~11.9は低速、12.0~は超低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続)

想定上がり:L4低速持続

 秋華賞は小回り戦らしく、3コーナー前後からのロングスパート戦になりやすいレースです。牝馬限定戦らしい瞬発力を問われないのがポイントです。

 平坦で直線が短い京都内回りで行われるレースなので内枠の先行馬が有利と思われがちですが、実際は枠順の優劣はあまりありません。さらに、牝馬限定戦らしいスローからの瞬間の反応を活かして粘り込むタイプの先行馬には厳しく、長く脚を使い続けるタイプの差し馬が優勢となっています。

 昨年もアーモンドアイは別格ですが、差しに回ったカンタービレが3着で、逃げ残ったミッキーチャームは夏の2勝クラス・小回りの札幌1800をハイペースで逃げ切っています。このハイペースでの粘り込み経験が、先行馬にとってはカギになります。

 今年のオークスは、前半1000m通過が59.1と速く、上がりも11.7-11.4-11.6-12.3とギアチェンジがないレース、かつ終いは脚が上がる展開になりました。

 基本的には秋華賞に直結しそうな気もしますが、ラストが失速戦になったオークスよりはゴール前は負荷がかからないのが秋華賞です。

 この微妙なニュアンスの違いが、結果にも表れると考えています。タフさの要素を落として、トップスピードの質を評価するという形でしょうか。

 馬場に関しては、土曜午前中のレースを観た感じでは、2年前の菊花賞(勝ち馬キセキ)・天皇賞秋(勝ち馬キタサンブラック)くらいの極悪馬場かと思っていましたが、超スローの10R堀川特別ではL2で11.3が出たように、かなり重いが常識的な不良馬場にとどまったという印象です。

 明日の午後は晴れなので、少し乾くと思われます。そのため、良馬場での競馬は難しいでしょうが、パワーだけで勝負が決まるような馬場にもならないと思います。

 具体的には2年前の秋華賞に近い時計が出るくらいの馬場をイメージしています。最後に2年前の秋華賞のラップを残して予想に移ります。

 12.2-11.0-12.4-11.9-11.6-12.0-12.1-12.5-12.1-12.4 (59.1-61.1=2:00.2

予想【自信度C】

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◯17エスポワール
▲01ダノンファンタジー
★09シャドウディーヴァ
△10シェーングランツ

単勝・複勝 ◎
3連複BOX◎,1,9,10,17

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 直線が短いコースでのロングスパート勝負で、末脚を長く使い続けるレースになった方がより良さが出るのではないかという期待を込めた本命馬です。

 直線が長いトップスピード持続力勝負で、春は重賞で連続2着。どちらも前で競馬した馬の方が有利な展開の中で追い込んできているので、トップスピード面では世代No.1なのは間違いありません。

 ただ、個人的には新馬・未勝利と短い直線で見せた、ゴールまで止まらずに伸び続けているシーンが印象的です。この2レースはどちらも前が壁になる不利を受けたのですが、不利の影響を考えるとかなり強い競馬をしています。(不利を受けたのは、気性面の問題から馬群で我慢させざるをえなかったためなので、騎乗ミスとは言い切れません。)

 前走の秋初戦は、スタートを決めてしまったのが裏目に出た感じです。前半で馬の気に任せて走ると味がなく、仕掛けどころまで我慢させる競馬の方が末脚が発揮できるようです。

 トライアルで改めてこのことを認識できたのは大きく、今回は陣営も控える競馬を示唆しています。

 ギリギリまで溜め込んで短い直線で末脚を爆発させることができれば、実力的には十分にアタマを取れる能力を持っていますから、このオッズなら積極的に狙いたいです。

その他の馬

 エスポワールは、11.9-12.2-11.9-12.2という超低速に近いロングスパート戦で圧勝。2勝クラスでロングスパート戦を圧勝したのは、これまでの秋華賞の歴史からも大きなプラス要素ですし(ただしメンバーは低調でした)、雨の影響が残る馬場であればなおさらプラス。素直に過去の実績から適性面を評価すれば、エスポワールがメンバートップだと思います。

 ダノンファンタジーは、何度も書いているようにこの世代屈指の総合力の持ち主。スタートも気性もトップスピードも高いレベルのものを兼ね備えています。突き抜けたものがないのでクラシックでは惜敗続きでしたが、今回も大きく崩れることはないでしょう。

 そのダノンファンタジーとオークスで接戦だったシャドウディーヴァ。こちらは狭いところを突っ込める牝馬では希少なタイプで、小回りの方が相対的にプラス。前走はかなりチグハグな競馬だったので、巻き返す可能性は十分に考えられます。

 さらに、春は明らかにトップスピード負けしていたシェーングランツも、時計がかかりそうでロングスパートとなる秋華賞は間違いなくプラス。同じ関東馬でも、シャドウディーヴァ(とパッシングスルー)は栗東滞在していましたが、シェーングランツ含む残りの馬は金曜日輸送で負担は大きくなっています。ぶっつけということもあり、相手の中でも順位は下げました。

 カレンブーケドールは、オークス最先着馬ですが関東からの初輸送が金曜輸送。これだけでもかなり嫌なのですが、オークスではラスト失速したところで強靭な粘りをみせたのが逆に気になります。周りもすべて出し切って失速する中で、失速幅を抑えられるのがカレンブーケドールの一番の良さだと思いますので、最後までスピードが落ちきらない秋華賞の舞台は向いていないと思います。

 クロノジェネシスは、最後まで取捨に悩みました。この馬は最高速度と瞬発力で世代No.1なのですが、全く真逆の適性を求められたオークスでも好走。ポテンシャルの高さを改めて感じさせるレースでした。そのため、秋華賞でも絶対能力で克服してしまう可能性を考えましたが、馬場が重くなってしまったのがマイナス。この人気ならば買ってもいい気がしますが・・・。

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