2019/04/27東京11R青葉賞予想【自信度B】

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2018年の青葉賞過去レース・上がりラップ分析ページはこちら

2018年の青葉賞予想公開記事はこちら(◎スズカテイオー)

過去レース分析・コースの特徴

最速地点 最高速度 失速度合
17 L2 高速(11.4) 失速(0.6)
18 L2 高速(11.1) 失速(0.6)

(17,18ともに良馬場)

(最高速度:11.0~11.4は高速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0.6~0.9は失速)

想定上がり:L2高速失速

過去の勝ち馬 好走時上がり3要素

勝ち馬 レース名 条件 失速度合
17 アドミラブル 未勝利

阪神1800

L2低速超持続
    アザレア賞 阪神2400 L2超高速失速
18 ゴーフォザサミット 未勝利 中山1800 L4低速持続
    百日草特別 東京2000 L2高速持続

 今週から過去の勝ち馬の好走時上がり3要素を抜き出してみました。

 青葉賞はL2最速戦になることが非常に多いレースです。東京はコーナーを抜けたL3地点が最速になりやすいコースですが、2400と3歳馬にとって長い距離、直線入口の坂があることから仕掛けが遅れがちです。大勝負となるダービーとは違い、トライアルレースであることも仕掛け遅れを生んでいます。

 ここ2年の勝ち馬、アドミラブルとゴーフォザサミットはともに直線が長いコースのL2高速戦で勝っています。さらに遡ると、ヴァンキッシュラン(2着降着)・レーヴミストラル・ヒラボクディープ(※マイル戦)・フェノーメノ・ウインバリアシオン・ペルーサ・アプレザンレーヴと過去10年の勝ち馬でこの条件を満たしていないのはショウナンラグーンだけとなっています。

 また、フェノーメノ・ヒラボクディープ以外は上がり最速でこの条件を勝っているという共通項があります。長い直線で、加速力を見せながらも脚を最後まで使い続けられる馬がいいということでしょう。

 例外のショウナンラグーンも、東京2000mのセントポーリア賞で上がり最速を使って3着(最低人気!)という実績があり、長い直線で速い脚を使うという能力は必須です。

 ただし、ヒラボクディープ以外はすべて中距離戦でのもので、そのヒラボクディープも中山2200で上がり最速の1着があります。長めの距離を使い続けている馬が揃うレースですが、やはり2000m以上のジッとするレースでの経験は欲しいところ。

 人気の一角・ピースワンパラディはここがひっかかるところです。能力自体は非凡なものがありますが、2400mでスローになったときに消耗せずに追走できるかどうか。

 長い直線(東京・中京・新潟・京都外回り・阪神外回り)の1800m以上で、L2高速戦上がり最速で制している馬は3頭います。

 この3頭に、条件は満たしていないものの気になる1頭を加えた4頭を買ってみます。

予想【自信度】

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◯01アドマイヤスコール
▲07トーセンカンビーナ
★15キタサンバルカン

単勝◎
馬連BOX◎,1,7,15
3連複BOX◎,1,7,15

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 一番地雷っぽい馬が本命なのですが、あまりにも見えている地雷っぽいせいか、人気が想定よりもかなり低いです。

 確かに、今回ピックアップした「中距離+長い直線+L2高速戦」をクリアした中では、一番価値の低いレースで勝利した馬です。

 前半1000m通過が68.1という超がいくらあっても足りないスローペース。残り600mまでで一番速いラップが13.0という散歩のようなラップから、11.6-10.8-11.1と上がり3ハロンだけの競馬を制しました。

 相手も、その後馬券になった馬が1頭もいないという低レベル戦。正直このレースでの収穫は、物理的に33秒台の脚を使えることができるということだけです。

 ただし、前走からの条件替わりという意味では大きなプラス要素があります。

 かなりの大跳びタイプの馬なので小回りよりは広いコースの方が間違いなくプラス。また、小回りながらも2000mで2分を切る競馬でソコソコ走れたように、高速馬場の方が合っています。

 前走は小回りの1周戦で、雨でかなり重い馬場。伸びない内をずっと通して、コーナーで置かれてしまい直線も伸びを欠きました。◎馬にとっては最も不向きな条件だったと言えます。

 広いコースでノビノビと外を走れば、終いは確実に伸びてきます。また、勝っているレースではL1で差をつけているように、エンジンがかかればかなりしぶといタイプです。

 前走からの変わり身という意味では1番で、それでいてこの人気ならば狙ってみてもいいのではないでしょうか。

その他の馬

 アドマイヤスコールトーセンカンビーナはセントポーリア賞の2,3着馬。勝ったカントルが一列前の競馬から先に抜け出し、大勢が決したかと思われたゴール前で2頭合わせて追い込んできました。

 どちらもエンジンがかかるまでに時間はかかりますが、L1の失速地点で良さが出るタイプ。2400に伸びた方が相対的にチャンスは広がります。枠の差でアドマイヤスコールを上位にとりましたが、ほぼ同評価です。

 ◎馬とアドマイヤ・トーセンが、今回の条件クリア馬。条件から外れる中で買いたいのはキタサンバルカン。前走は同条件のゆりかもめ賞で2着でしたが、勝ったサトノジェネシスが強すぎただけという印象です。

 さらに、L2高速失速戦で高速決着だった葉牡丹賞で、およそ届かない位置から短い直線でギリギリまで差を詰めました。

 セリユーズに勝った未勝利戦の内容からも、エンジンがかかりきってからが真骨頂なので、長い直線・長距離戦は合っています。出し切れれば怖いです。

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