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過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
17 | L3 | 低速(11.5) | 超持続(0.1) |
18 | L4 | 高速(11.2) | 持続(0.4) |
(17は稍重、18は良)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続)
想定上がり:L4低速持続
瞬発力が不要なのがダービー卿チャレンジトロフィーのポイントです。道中は基本的にはずっと下りで、直線らしい直線がないカーブ続きのコースですので、11.5前後の中間速くらいを前半の追走からゴール前まで延々と求められる条件です。
今年はマルターズアポジー・マイスタイル・エイシンティンクルと積極的な馬が多いですが、枠の並びからもマルターズアポジーがハナでしょう。エイシンティンクルは積極的に外からマルターズアポジーに並びかけにいくでしょうが、マイスタイルは鞍上込みで何をやるかは読めません。
マルターズアポジーは離し逃げのイメージが強いですが、マイルだと常識的なハイペースくらいまでしか引き上げられません。オープンクラス昇級後、マイルの前半4ハロン通過タイムが46.6(新潟)・45.8(中山)・46.7(京都)・47.7(中山)と速くて46秒を切るくらい。
1800~2000でも前半4ハロンを46秒くらいで走るので、1周戦の中距離だと明らかなハイペースですが、マイルだと平均~ややハイペースくらいで収まる逃げになります。
中山の馬場は、先週は標準より時計のかかる馬場でした。土曜は天気が心配されますが、なんとか雨は降らずに競馬を迎えそうです。
46.0-47.0=1:33.0くらいのイメージで、後半は11秒台半ば~後半の脚を4ハロン続けて使うような流れを想定します。
結果的に差しが決まりやすいといった感じのレースですが、積極策を取った馬が止まったところで邪魔されずに捌ける3列目以降の内を突く馬と、大外一気を中心に狙います。
予想【自信度D】
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◯10ロードクエスト
▲05ギベオン
★16キャプテンペリー
△14ダイアトニック
△04ドーヴァー
△06ヒーズインラブ
単勝 ◎
馬連 ◎-4,5,6,10,14,16
ワイドBOX ◎,10,16
3連複 ◎,10-◎,4,5,6,10,14,16-◎,4,5,6,10,14,16(25点)
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昨年の◎ストーミーシーと同じような馬を狙います。溜めれば常に上がりトップ3は使えるものの、長い直線だとかえって届かない馬というイメージです。
最近の好走はタフな馬場でのものが多いですが、面白いのは1年半前に阪神2000mで3着に入ったレース。
◎にとって2000mは長いですが(実際、前走はいつもの伸びも見せず惨敗)、62.4-58.2と前半追走に脚を使わされない流れで、後半11.7-11.6-11.6-11.5-11.7-11.8という超ロングスパート戦を大外から追い込んだ競馬でした。
コーナーがずっと速いので外を回すのは不利でしたが、トップハンデ57.5キロを背負って後の重賞馬相手に接戦を演じました。距離不向きの中で好走できたのは、勝負どころで瞬発力を問われなかったからです。
キャリアのほとんどが東京・阪神外回り・京都外回りと、一貫して直線の長いコースを使われてきました。
ただ、これらの外回り戦はスパートのタイミングで瞬発力を求められます。◎の場合、どうしてもここで置かれてしまうので、L1で失速するタイミングで突っ込んでくるものの届かずという競馬が多く見られました。
今回キャリア26戦目で初めての中山コースとなりますが、動き出しに難がある馬だけに、瞬発力を求められない中山マイルは合っていると思います。
ポジショニングはどうやっても最後方付近になりますが、ごちゃつく内を通すつもりはないでしょうし、早めに馬群が詰まってくる展開ならばアタマまで突き抜けてもおかしくないと思っています(たぶん来ても2,3着ですが)。
◯10ロードクエスト
こちらも動き出しの加速力に難がある馬。
終いがしっかりしているから東京を使いたくなりますが、NHKマイルカップのように11.7-11.3-11.5-12.3と加速度が小さく、L1でがっつり失速してはじめて届くというように条件が付きます。
重賞を3勝していますが、どうやってもある程度加速がつく新潟外回りと、スピードが分散されやすく動き出しのタイミングで下り坂がある京都・中山での勝利となっています。
モズアスコットに競り勝ったスワンステークスは、34.7-11.3-35.5と前がかりで、11.3-11.9-11.5-12.1と後半にトップスピードの高さが不要だったのが向きました。
今回も、少しタフな馬場ででトップスピードが求められないレースになりそうです。動き出しに難がある点も中山マイルだとカバーできていますし、上位人気(といっても11:30現在で8番人気ですが)の中で一番信頼できるのはこの馬です。
その他の馬
ギベオンは、良質なマイラーだと思っているので素直に買います。デビュー直後は1800のトップスピードに強い、ディープインパクト産駒の典型のような馬だと思っていましたが、前で踏ん張ったNHKマイルカップやペースが速かった中日新聞杯の内容から、前半の追走スピードを活かすのが真の姿のようです。
キャプテンペリー・ドーヴァーはニューイヤーステークスの1,2着馬。44.9-47.5と超ハイペースのもので、突き抜けたドーヴァーの強さは認めますが、再現性は微妙。前走ほどの差はないと考えているので、このオッズ差ならば中山マイル得意のキャプテンペリーを強く買いたいです。後方からなので大外枠の不利も小さいです。
昨年の覇者ヒーズインラブは、今年もうまく捌ければ。昨年はうまい具合に進路が空いたところもあったので、過度な期待は禁物ですが、当然適性に問題はありません。
ダイアトニックに関しては、ベストがどの条件が掴みきれないままスンナリと出世されました。ドスローよりはある程度流れた方がよさそうなので、先物買いの意味も含めて抑えます。