2018年のエプソムカップ過去レース・上がりラップ分析ページはこちら
2018年のエプソムカップ予想公開記事はこちら(◎トーセンマタコイヤ)
過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
17 | L3 | 超高速(10.8) | 超失速(1.3) |
18 | L3 | 低速(11.6) | 失速(0.9) |
(17は良、18は重)
(最高速度:~10.9は超高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
想定上がり:L3高速超失速
梅雨入りした東京ですが、土曜は天気が持ったものの日曜は1日ぐずつくようです。雨量自体は大したことはないようで、稍重~重での競馬となる可能性が高そうです。
土曜の府中芝コースは、金曜の雨がほとんど関係ない高速馬場。過去最高ともいえる高速馬場だった先週までに比べれば一段レベルは落ちていますが、それでも良馬場なら超に近い高速馬場です。
土曜夜にも一雨あったので、さらに馬場レベルは落ちていると思われますが、この後雨が続いても47.7-11.9-47.8=1:47.4だった昨年並みのタイムは出るでしょう。
エプソムカップに関しては、単調なペースになってもL1の失速が大きくなりやすいのがポイント。
・5週連続開催後でさすがに馬場が荒れてくること
・中盤の緩みが比較的大きいのでかえって4コーナー出口から一気にスピードが上がり、L1までスピードを保てないこと
が理由です。
馬場に関しては、昨日のままだったら今年は失速戦にならないかもと考えていましたが(あまりに軽すぎて前半遅いと前が止まらないため)、雨が降ったので多少なりともタフになります。
ペースに関しては、メンバー的に前半から速くなる可能性はほぼゼロ。何かが奇襲に出ない限りは、ダノンキングダムがハナをとってペースを落とすでしょう。
コーナー出口まではゆったりとしたペースが続き、直線を迎えたところで一気にペースアップ。そこから200mのハロン棒までトップスピードが続き、ラストでスピードが落ちた時にどこまで粘れるかという競馬を想定します。
基本的には長い直線で出し切るレースに強い馬を買いたいです。
予想【自信度D】
◎[最強]競馬ブログランキングへ
◯04ソーグリッタリング
▲07プロディガルサン
★02ハクサンルドルフ
馬連・3連複BOX ◎,2,4,7
スポンサーリンク
◎[最強]競馬ブログランキングへ
重まで馬場が悪化しても対応できる、出し切ってからのL1消耗戦に強い馬を本命にしました。
前走は結構な驚きで、48.1-12.0-45.7とハッキリしたスローの中、12.0-11.3-10.9-11.5の流れを中団から差してきて2着を確保。
距離も全体スピードもトップスピードも足りないと思っていたので、対応できた理由がイマイチわからなかったのですが(しかも9ヶ月の休み明けでしたし)、単純に左回りでパフォーマンスを大幅に上げたような気がしています。
左回りだと、トップスピード戦から消耗戦まで幅広く対応できており、特に東京コースはパーフェクト連対中。ハーツクライ産駒みたいですね。
◎馬の本質的なキャラとしては、タフな馬場での消耗戦で良さが活きるタイプ。準オープン勝ちが重めの馬場だった中山で、12.0-11.9-11.8-12.7とラストで疲れる流れを逃げて快勝。1000万勝ちも不良馬場だったので、スピードや軽さに勝るタイプが疲れてしまう流れに強い馬です。
エプソムカップは良馬場でもL1失速戦になりやすいですが、雨の影響が出れば出るほどさらにチャンスが出てくるでしょう。このメンバーなら中団くらいにはつけられそうなので、外々を回される展開にならなければ(おそらくコーナーでスピードが上がらないので、外を回る不利はそこまでないでしょうが)。
その他の馬
ソーグリッタリングは、ここ2戦L3失速戦で快勝。今年はレース内容がさらに良化しており、昨秋とは違う馬になっています。キャピタルステークスでは大きく負けていますが、全体時計のない馬で超高速馬場が向かなかった模様。良馬場だったら嫌ってみたかったですが、適度な雨はソーグリッタリングにとっては恵みの雨でしょう。
プロディガルサンは、イマイチ決定打に欠ける馬。低速のロングスパート戦(ディセンバーステークス)・トップスピード出し切り戦(六甲ステークス)・新潟(谷川岳ステークス)となんでも2着には来れる馬。適性の幅がないですが、総合力が高いのでいつもそれなりに走れます。今回もそれなりには走るでしょうから、相手には入れておきます。
ハクサンルドルフは、雨が強くなったとき用。良馬場でも鋭い脚は使えますが、結局タフな馬場になってこそなので、近走は無視してでも重馬場以上なら拾っておきます。