2018年の北九州記念過去レース・上がりラップ分析ページはこちら
過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
17 | L2 | 高速(11.2) | 失速(0.8) |
18 | L3 | 高速(11.2) | 持続(0.5) |
(17,18ともに良馬場)
(最高速度:11.0~11.4は高速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速)
想定上がり:L3高速失速
前半が毎年32秒台になる、1200重賞の中でも前がかりの展開になりやすい重賞です。
昨年が、11.6-10.2-10.6-11.2-11.3-11.7というラップでしたが、基本パターンはこの流れ。前半2ハロン目、3ハロン目が強烈に速く、後半はなだらかに失速していくレースとなります。
前半が少しでも緩むと前残り決着になりますが、ここまでのオーバーペースなので、直線が短く平坦な小倉ですが、差しが決まりやすいです。
ただし、差し馬もじっくり溜め込んで良さが出るタイプではダメで、前半の追走スピードもそれなりにあって、バテ差しに強い馬=ハイペースの差し馬でないと息切れします。
土曜は差しがバンバン決まっていた印象のある小倉芝1200ですが、時計が少しかかっていたのが原因でしょうか。内が少し悪そうなのも、差し馬台頭に拍車をかけたかと思います。
今年は1分6秒台の決着にはならなさそうで、スタートからぶっ飛ばすモズスーパーフレアが32秒台半ばくらいのペースを作るとすると、後半は34秒台半ば~35秒台くらいかかりそうです。
前後半のラップ差が2秒前後ある、ダート戦に近いような特殊なレースになるので、前傾ラップ経験を最大限重視します。
予想【自信度C】
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☆03アレスバローズ
☆13モズスーパーフレア
☆14シャドウノエル
☆16ダイメイプリンセス
3連複BOX★,3,13,14,16
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シャドウノエルもそこそこの穴馬ですが、前傾ラップのオープン戦で勝っており、7秒台までは経験のある差し馬を大穴候補に指名します。
4走前が33.1-35.4という超前傾ラップで、これを中団内目から追走して、苦しくなるL1で抜け出しました。自身も33.9-34.6と前傾で走りきっています。
近走は不振ですが、休み明けの前走を度外視すると、前傾ラップになりきっていないレースが多いだけに、今回はあまり気にならないです。
唯一、2走前は32.3-34.8と超前傾ラップの中で7着に負けていますが、内を通した馬が有利な馬場でのレースでした。後方から最速上がりを出したこの馬にとっては、馬場状態が向いていませんでした。
今回は、内が荒れている馬場での競馬になるので、この差は大きく詰められるのではないかと考え、大穴候補に指名しました。
その他の馬
モズスーパーフレアは、言わずもがな。ハイペースでぶっ飛ばしての時計勝負に持ち込んでの馬なので、勢いをつけやすい小倉はいいでしょう。内のイエローマリンバに絡まれる心配はありますが、2歩目以降が速い馬なので、外枠で勢いをつけられるのもいいでしょう。
昨年の1,2着馬であるアレスバローズ・ダイメイプリンセスは、ともに復調気配。アレスバローズは、前に壁が作れる内枠が良いですし、ダイメイプリンセスは揉まれない外の方がいいですから、ともに好枠といえます。人気も落ちているので、ぜひ狙いたいです。
シャドウノエルは、前半33秒台で走れているレースでは2戦2勝。ペースが上がった方がいいタイプです。モズスーパーフレアが内に切れ込んでくれるので、これを上手く見ながら追走できる外も歓迎。他に前傾タイプが少ないレースなので、馬券候補には入れておきたいです。
絶対能力はともかく、前傾ラップの経験が皆無でかなり怪しいのがミラアイトーン。4連勝はすべて、自身後傾ラップを踏んでのものです。単純に末脚の破壊力が段違い、という可能性もありますが、一番人気かつ見込まれた56.5キロのハンデでは手を出したくないです。
ディアンドルは、クリスマスローズステークスで前傾ラップを踏んでおり、対応自体は問題ないかもしれません。しかし、全体時計が詰まっていく中で、周りとの差もなくなってきており、本質的には時計がかかる馬場の方がいいと思われます。溜めて競馬ができることを見せた近2走ですが、基本的には一本調子の馬なので、内枠も微妙です。