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過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
09 | L2 | 高速(11.6) | 失速(0.6) |
10 | L4 | 高速(11.8) | 失速(0.7) |
11 | L2 | 高速(11.8) | 超持続(0.1) |
12 | L2 | 高速(11.8) | 持続(0.4) |
13 | L2 | 高速(11.8) | 超持続(0.2) |
14 | L2 | 高速(11.8) | 失速(0.6) |
15 | L3 | 高速(11.9) | 超持続(0.1) |
16 | L2 | 高速(11.5) | 失速(0.7) |
17 | L4 | 高速(11.9) | 持続(0.3) |
18 | L2 | 高速(11.7) | 持続(0.3) |
(09,15,18は重、16は稍重、残りは良馬場)
(最高速度:11.5~11.9は高速)
(失速度合:0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速)
さすがにダート短距離重賞ともなると、最高速度はすべて良馬場という結果になっています。直線でのトップスピードの高さは必須です。
そのうえで、他のコースのダート短距離戦と違うのはL2最速戦が多いこと。ダートの短距離戦は、テンからの勢いでゴールまで駆け抜けることが多いですが、直線が長いことから騎手の仕掛ける意識も後ろ倒しになりやすいですし、L4地点となるコーナーではスピードが上がらないのが府中の特徴(これは、芝・ダート問わずです)。
過去10年で4角通過順位が2桁の馬が6頭も勝っているように、コーナーを抜けてからのスパートでも十分に間に合う条件です。
逆説的な考え方をすれば、コーナーで動くのが苦手な馬が、府中に変わって巻き返すことができるとも言えます。近2年の勝ち馬、カフジテイク・ノンコノユメはまさにそのタイプで、コーナーでスピードに乗せ切れない分だけ他の競馬場では届かず、府中に変わって末脚爆発となっています。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
17 | カフジテイク | 1番人気1着 |
18 | サイタスリーレッド | 8番人気13着 |
17:12.2-11.0-11.8-11.9-11.9-12.0-12.2
18:12.3-10.6-11.0-11.8-12.1-11.7-12.0
17年は根岸ステークスにしては珍しいL4最速戦。これは前半のペースが緩かったことで、逆にコーナーでスピードを落とす必要性がなかったことが原因です。
18年は楽なペースで逃げられると思い、ハナさえ切れればしぶといサイタスリーレッドを狙ったのですが、まさかのハイペース。ノンコノユメ→サンライズノヴァ→カフジテイクとズブズブの追込決着となりました。
昨年の上位3頭、ノンコノユメ・サンライズノヴァ・カフジテイクは典型的な根岸ステークスタイプです。どれもコーナーでポジションを上げられる馬ではないので、府中以外では脚を余している印象です。
今年はサンライズノヴァがエントリー。前走のチャンピオンズカップは禁じ手の中京ダートで外から動いていく競馬。この馬の場合、ウェスタールンドのようにギリギリまで溜めても瞬間の加速力がないため、外から動くのは個の資質的には正解でしたが、コースが向きませんでした。
当然、府中替わりで狙いたい馬となります。
根岸ステークスのポイント
逃げてこそのサイタスリーレッド、現役屈指のダッシュ力を持つマテラスカイの2頭が出走予定。岩手からの転厩初戦となるラブバレットや、ゲート次第ですが速力はNo.1のコパノキッキングとテンのスピードに自信がある馬は多いです。
テンから流れる可能性が高く、馬群がばらけるでしょうから追込馬が内に入っても通常よりは競馬がしやすくなるでしょう(東京ダート1300,1400はテンの直線が短く、内の馬が外に出しにくいコースです)。
となると、まずはサンライズノヴァでしょう。個人的には馬券圏内は鉄板級の評価となります(ただし、アタマかと言われると・・・)。
特注馬は、サンライズノヴァと比べると少し足りない気もしますが、明らかに東京コースがベストだと思う馬を指名します。
どんな条件でも安定して走るタイプではありますが、コーナーでの加速力はイマイチで、スピードに乗るまでも時間がかかる馬です。1800以上だと終いの伸びもイマイチで、個人的にはこの条件はベストなのではと感じています。
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