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過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
14 | L2 | 高速(11.1) | 失速(0.8) |
15 | L2 | 低速(11.6) | 超持続(0.2) |
16 | L2 | 超高速(10.9) | 持続(0.3) |
17 | L3 | 低速(11.8) | 失速(0.8) |
18 | L2 | 低速(11.6) | 失速(0.9) |
(すべて良馬場)
(最高速度:~10.9は超高速、11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速)
想定上がり:L2低速失速
外回りの3コーナースタートから内回りを1周する中山芝2500コース。アップダウンが激しいコースですが、向正面のL5地点から下り坂でペースが上がるというのが定跡です。
ただし、トライアルということもあり、仕掛けが遅くなる場合もあります。16年は12.2-11.8-10.9-11.2と極端に仕掛けが遅くなった結果、極軽の瞬発力勝負になっています。
今年の場合は武豊騎手・メイショウテッコンがいるので、日経新春杯のような出遅れがなければ積極策に打って出るでしょう。グランアルマダが何が何でもハナを取る可能性があり、序盤は波乱含みの展開です。
メイショウテッコンは瞬発力勝負に持ち込んでというタイプではありませんし、武豊騎手ですからドスローに持ち込んでという競馬ではなく、向正面から段階的にペースを引き上げていくでしょう。
向正面で11秒台に入り、コーナーで少しだけ緩んでL2最速というラップになると思われます。
馬場は標準くらいだと思いますが、軽い馬場とは言えないので、ロングスパートからの二段階加速戦になるとL1では失速するでしょう。かなりタフな競馬になるので、適性の有無が大きく結果に左右されるでしょう。
予想【自信度A】
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◯07エタリオウ
▲04サクラアンプルール
★05ブラックバゴ
△11チェスナットコート
△12クリンチャー
単勝◎
馬連◎-7
3連複◎-7-4,5,11,12
3連単◎→7→4,5,11,12
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ようやく適性をいかんなく発揮できる場所が見つかったという感じの馬を狙います。
ここ2走は36秒前後の上がりですが、メンバー最速の上がりタイムを計測しています。もともとデビューから全レースで上がり3位以内の脚を使っており、33秒台のトップスピードの高さも持っている馬です。しかし、軽い馬場だといい脚を使えるものの、前には届かないというパターンが長らく続いていました。
今までの鬱憤を晴らすような圧勝が2走前。L5最速戦で11.9-12.0-12.0-12.1-12.4と超ロングスパート戦となりましたが、直線に入ってからジワジワと伸びて気づけば3馬身差の快勝でした。
前走もマクリがあってロングスパートになりましたが、11.9-12.2-13.1-12.4と上がり3ハロンがすべて12秒を超えるタフなレースで、ゴール前では一番伸びていました。
この2走まではすべて左回りを使っていたように、おそらく馬体が出来上がっていなかったところがあったのでしょうが、近2走は明らかにタフな馬場で良化を見せており、ここも引き続き狙い目です。
その他の馬
エタリオウは強いですが、タフなロングスパート戦の経験はなく未知数なところも。ただ、◎馬と同じステイゴールド産駒ですし、高速戦で見せていた詰めの甘さが低速上がりで解消される可能性もあります。
サクラアンプルールは、内回り向きなので中山なら2200より2500の方がいいでしょう。昨年も抜群の手応えでしたが、外から強気に動いていって止まってしまいましたので、インでロスなく立ち回りたいところ。この鞍上なのでハマった時の怖さがあります。
昨年の日経賞でサクラアンプルールに一度交わされながら差し返したチェスナットコート。オーストラリア遠征は参考外で、タフなレースになればなるほどサクラよりも有利です。
クリンチャーはタフな競馬向きなのは確かですが、直線は平坦の方がいい気もしています。メリハリがあるタイプではなく、同じ脚を使い続ける馬ですのでアップダウンのある中山は本質的には向いていないかもしれません。