2019/06/02東京11R安田記念予想【自信度B】

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2018年の安田記念過去レース・上がりラップ分析ページはこちら

2018年の安田記念予想公開記事はこちら(◎ウインガニオン)

過去レース分析・コースの特徴

最速地点 最高速度 失速度合
17 L3 高速(11.0) 超失速(1.1)
18 L4 高速(11.3) 持続(0.4)

(17,18ともに良馬場)

(最高速度:11.0~11.4は高速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、1.0~は超失速)

想定上がり:L3高速超失速

 府中の芝コースは、とうとう5週連続G1開催中、超高速馬場を維持し続けました。

 土曜の10R由比ヶ浜特別(2勝クラス・芝1400m)が、34.9-11.7-33.7とハッキリしたスローペースだったにもかかわらず、1:20.3の勝ち時計となっています。

 普通に流れたら2勝クラス(この呼称、全然馴染まないんですが使い続けてなれるしかないですね)でも、1400mで1分19秒台が出る馬場になっています。

 安田記念も遅くとも1分31秒台の決着になることは間違いありません。高速馬場適性は必須です。

 展開ですが、この枠の並びだとアエロリットがハナを切る可能性が高そうです。ダノンプレミアムロジクライが揃って8枠で、特にゲートが速いダノンプレミアムが前に何かを置いて競馬をする可能性が極めて高いので、内から先行するアエロリットを先に行かせることになりそうです。

 アエロリット自体はゲートの出がだいぶ甘くなっていますが、戸崎騎手が乗った昨年の安田記念・前走のヴィクトリアマイルともに追っつけて二の脚を利かせていますから、今回も同じような乗り方になればハナに自然と立つ形になるでしょう。

 前半で無理をさせる騎手ではないので、前半は45.5くらい。ちょうど昨年と同じようなペースになると思われます。

 ただし、そこからの動きが昨年とは大きく異なると考えています。

 昨年は、11.3-11.4-11.4-11.7と東京にしては非常に珍しいL4最速戦。コーナーでスピードが緩まずに進み、瞬発力が不要のトップスピード持続力特化戦になりました。

 府中のマイルは、基本的には外に出した方が競馬をしやすいですが、昨年の安田記念はコーナーで外を回した馬に大きな負荷がかかるレースでした。コーナーでじっとしていたモズアスコットが最後に伸びたのは、この要素が大きかったと考えます。

 今年の場合は、コーナーで緩む基本通りのレースを想定します。戸崎騎手は動き出しの意識が昨年とは段違いに良くなっており、ダービーのダノンキングリーのように高速馬場を察して早めに動くでしょうが、自力でコーナー最速戦は無謀なので、やはり4角を抜ける辺りからのスパートを仕掛けると思われます。

 イメージとしては、全体時計は45.5-45.5=1:31.0。上がりは11.5-11.0-11.0-12.0という、コーナーを抜けてからトップギアに入り、ゴールまで出し切る流れを想定します。

 前半も遅いわけではないので、全体的な走破時計のバランスと、直線入口からスピードを出し切って良さが出るタイプを狙います。

 また、昨年ほど内外の差はないと思いますが、進路が空けばイン突きの方がチャンスがあるでしょう。

予想【自信度B】

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◯05インディチャンプ
▲02アエロリット

単勝◎
馬連・ワイド・3連複BOX ◎,2,5

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 高速馬場のマイルでの実績、府中でのL3高速失速戦での実績、この2つが揃っている馬を本命にします。

 昨年も安田記念に出走していますが、上記の通り11.3-11.4-11.4-11.7L4(3,4コーナー)最速戦で外を回した馬は基本的に不利な流れ。サトノアレスのように後半特化型は影響が少なかった(そもそも前半で全く無理をしていないため)ですが、今回の◎馬は中団を追走して大外を回されることに。上位入線馬の中では一番厳しい競馬でした。

 府中のG1好走は、高速馬場でのスロー。11.3-10.9-11.6-12.0(逃げた馬のラップなので、◎馬は終いでここまで止まっていません)と、直線入口から出し切るレースでした。

 勝った馬は強かったとはいえ、上位好走馬は軒並みその後のG1で好走しているハイレベルなメンバー。この相手でも全く引けを取らない、どころか上がり最速を使っているので出し切れば相当の能力があります。

 前走は、海外帰りで状態も怪しかったようですが、時計がかかる中でインを通した馬が上位を独占。出遅れてかかって外を回しては競馬になりません。

 今回はガラリと条件が変わり、大幅な変わり身が望めます。

 また、インをロスなく立ち回って競馬ができる馬で、かかるところもあるので内枠もいいでしょう。

 一変の材料が揃っていることもあり、ここは強く狙ってみたいですね。

その他の馬

 インディチャンプの前走の敗因は、スローペースにつきます。48.5-44.1とバランス崩壊といっていいスローペースで、11.8-10.9-10.3-11.1と最速地点のスピードもエライことになっています。

 3歳時の毎日杯やアーリントンカップも、スローで瞬間的な切れ味を求められて伸びきれていません。逆に、東京新聞杯は11.5-11.3-11.5-11.9と持続力寄りの内容で完勝。もう一段時計を上げる必要がありますが、東京新聞杯の感じから全体が流れれば時計も詰められそう。前が空けば怖い存在だと思います。

 アエロリットは、言うまでもなく東京でのスピード出し切り戦がベスト。昨年のヴィクトリアマイルのように46.8-45.5のスローバランスになってしまうと軽さが足りませんが、平均ペースのマイルならば牡馬含めて最強クラス。

 全体的なバランスを適切に取る必要があるので鞍上依存が強い馬ですが、以前より積極的な今の戸崎騎手なら問題ないでしょう。とはいえ、昨年とは違い自らバランスを取る難しさがあるので3番手評価まで。

 アーモンドアイは、間違いなく日本競馬史上でも傑出した存在の1頭ですが、超高速馬場の東京で前半が速くなった時にバランスがとれるかどうか。そういう次元の馬ではない気もしますが、安全策で外を回すとなると0.1秒の価値が大きい高速決着で取りこぼす可能性も・・・あるかもしれません。

 ダノンプレミアムは、嫌ってみたい1頭。この馬も絶対能力の高さに疑う余地はありませんが、スローの瞬発力勝負が続いているのがどうでるか。瞬間の反応が最大の武器なので、出し切るレースでL1が苦しくなる可能性があります。内枠に入ることが多い馬ですが、前に壁を作って折り合いをつけるタイプだけに、壁が作れそうにないこの枠順も気になります。

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