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ホープフルステークスの個別出走馬分析は以下
ルーカス(回避予定)
ホープフルステークスの個別出走馬分析3頭目は無敗馬の1頭サンリヴァルをピックアップ。
同条件のオープン芙蓉S勝ちが光る1頭です。血統的にも母母がオークス馬ウメノファイバーというなかなかの良血。母父がアグネスタキオンですので、ダイナカールやアグネスフローラ、さらにはウメノファイバーの父サクラユタカオーなど、日本に根付いた系統にあふれる和風な血統です。
日本の競馬をDNAに宿している馬で、こういった馬の活躍には期待したいですね!
それでは、サンリヴァルの全2走ラップ、ホープフルステークスにむけてのポイントです。
全2走ラップ
年月日 | レース名 | コース | 距離 | 人気 | 着順 | 最速 地点 |
最高 速度 |
失速 度合 |
17/09/24 | 芙蓉S | 中山 | 2000 | 3 | 1 | L2 | 高速 | 持続 |
17/09/03 | 新馬 | 新潟 | 1800 | 1 | 1 | L2 | 超高速 | 失速 |
新馬戦から振り返ります。
スタートでは飛び上がるようなスタートでしたが、二の脚が速くスッと3番手につけます。終始前の進路を空けるように内から2頭目の部分を通し直線へ。スパッと切れる脚はありませんでしたが、ゴールまで脚を使い続け外から追ってきたキングスヴァリュー・ナラトゥリスをしのぎ切りました。
中距離の新馬戦なのでペースは63.5-46.6と超スロー。12.8-11.8-10.6-11.4と新潟らしい長い直線600mを使い切ってのフルスピードでの攻防。直線入口から追い始めていましたが、終始ジワジワと脚を使っている印象でした。
2着キングスヴァリュー・3着ナラトゥリスは次走で未勝利を勝ち上がっており、上位3頭のレベルはまずまず。新潟戦なので、このトップスピ―ドが他場でも通用するかは何とも言えませんが、失速地点でも後続との差を詰めさせなかった持続力の方に好感が持てるレースです。
芙蓉Sでもスタートは飛び上がる形。この辺はお父さんのルーラーシップの血でしょうか。しかし、このレースでも二の脚がとても速く2番手をすぐに確保します。そのままインでじっとして4コーナーの出口からスパート。3番手から先にスパートをしたファストアプローチが一旦前に出ますが、直線での瞬間の脚でこれを交わし、ラストも失速幅が小さく後続と同じような脚を最後まで使って連勝となりました。
このレースも早い時期の2000m戦で、かつ少頭数で隊形があっさり決まったため63.9-59.7とかなりのスロー。12.5-11.7-11.1-11.5とここもラストだけの勝負となりました。コーナーで先にファストアプローチに仕掛けられましたが、インでじっとして直線で爆発。L2の最速地点でもかなりの切れがありましたし、ラストもまったく止まっていません。
スローペース戦での瞬間の切れ味を存分に見せた格好です。新潟のレースでははっきりとしなかった瞬間の反応をしっかりとみせてきましたので、小回りの短い直線は全く問題なさそうです。
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ホープフルステークスにむけたポイント
現状評価:▲~△
煮え切らない評価が続きますが、この馬に関しても平均ペースになった時にどこまで脚を使えるかが未知数で、自信をもって評価しづらい面があります。
ジャンダルムよりも評価できるのは、短い直線での瞬間の反応でしょうか。ジャンダルムは長い直線でエンジンがかかったら止まらないレースを2戦続けていますが、サンリヴァルは芙蓉Sで短い直線での瞬間の切れ味をみせました。
そういった意味で、現時点でみせている適性だけで判断すればジャンダルムよりは買いやすいとは思います。
しかし、ゲートの1歩目が怪しいので先行馬が多い今回のメンバー構成で、どこまで先行できるかは不明です。瞬間の切れがあるので、ペースが落ちるようなら中団からでも競馬はできそうですが、全体が流れた際に対応できるかはわかりません。2戦目でレース内容が良化していることからも、素質はなかなか高そうですが果たして。