2017ホープフルステークス出走馬分析~ジュンヴァルロ~

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ホープフルステークスの個別出走馬分析は以下

ジャンダルム

ルーカス(回避予定)

サンリヴァル

ホープフルステークス出走馬分析第4回のテーマはジュンヴァルロ。

ジャンダルム・サンリヴァルに並ぶ無敗の2勝馬の1頭です。

デビューから2000m戦を連続して逃げ切っているので、ホープフルステークスのペースを判断する意味でも重要な1頭。

父New Approachは英愛不動のトップサイアーGalileo産駒初の英ダービー馬で、日本でも数少ない輸入産駒から今年のクラシックを沸かせたベストアプローチを輩出しています。輸入された馬の内、繁殖目的の牝馬は未勝利ですが牡馬はすべて勝ち上がっており、日本では重い血統に見られがちですが十分に馬場に対応できています。

日本でもGalileo旋風を巻き起こすことができるのか!?純和風血統のサンリヴァルとの対決は、非常に興味をそそられます。

それでは、ジュンヴァルロの全2走ラップ、ホープフルステークスにむけてのポイントです。

全2走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/11/12 黄菊賞 京都 2000 4 1 L3 低速 持続
17/10/08 新馬 京都 2000 4 1 L2 低速 超持続

新馬戦ではゲートの出でちゃかつくところがありましたが、押していくと行き脚がつき一気にハナを取り切ります。序盤は少し離して逃げる形になりますが、京都の下り坂から3コーナーで後続を十分に待つ形で直線へ。4コーナー出口から直線入口での反応が良く、一気にここで4~5馬身ほどのリードを築くと、ラストまで脚は衰えず好タイムでの新馬勝ちとなりました。

60.5-60.8と平均ペースを自ら作っての逃げ切りで、12.7-12.2-11.6-11.7とL4地点で十分に引き付けて、直線での反応で一気に抜け出しました。最速地点は決して速くはないものの、中距離新馬戦としては異例ともいえるミドルペースを自ら作っての末脚なので、十分合格点です。道中2,3番手にいた3頭が、9~11着(11頭立て)と沈んだ中で1頭だけ抜群の反応で抜け出しました。

新馬の時点で60秒台のペースを作り、そのうえで直線で一脚を使えたのは非常に立派だと思います。

黄菊賞ではトモを落とす形のスタートとなりましたが、新馬戦同様促してからの行き脚は上々。ほかにも逃げようかな、という形をとった馬が2頭いたので1コーナーでは3頭眼光状態の1番外を回す形になりましたが、2コーナーでハナを取り切ります。前走同様前半は後続を引き離し、京都の坂で後続をひきつけます。4コーナーでも持ったままで直線に入り、ここでスパート。さすがに新馬戦のように後続を一気に離すわけにはいきませんでしたが、終始1馬身前後のリードを保ったままゴールまで駆け抜けました。

ここも61.1-60.7と前半落としすぎないようにレースを進めます。13.2-12.2-11.6-11.7-12.0と、1000m通過後に一旦後続をひきつけて、今回はL3最速戦に。11秒台の地点での手応えもよく、無理なく早めスパートが打てています。そのうえで、ラストも12.0でこらえているように低速域での持続力は非常に長けています。

全体時計は新馬戦より遅いですが、これは開幕週の新馬と、台風で馬場が荒れに荒れた後のエリザベス女王杯デーの馬場の差なので問題ありません。むしろこの馬場でも2戦連続して2分1秒台で走れたのは良化の証だと思います。

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ホープフルステークスにむけたポイント

現状評価:◎~▲

無敗馬の中ではこの馬を一番上に評価したいです。

この時期の2歳馬としては珍しく、2戦連続でミドルペースのレースをしているのはホープフルステークスを占う意味では大きなプラス要素。しかも、自らこのペースを作って連勝していますから価値は大きいです。

もちろん不安要素もあります。まずはゲート。2戦続けて1歩目は褒められたものではなく、多頭数の内枠を引いたときにゲートの差で逃げられなくなる危険性は考えられます。

また、京都では脚を長く使えていましたが、中山のラストの急坂を耐えられるかどうかもポイントになりそう。単純な末脚の良さはこれまで戦ってきた馬たちと今回のメンバーでは雲泥の差で、ぎりぎりのところで差されるシーンは考えられそう。

それでも人気上位馬の中では、平均ペースへの不安が皆無なのはこの馬しかおらず、先週の結果からも逃げて内を通せればコース取りの優位を活かしての好走が望めそう。

無敗馬の中では唯一強く狙いたい馬ですね。

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