2017有馬記念出走馬分析~クイーンズリング~

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有馬記念個別出走馬分析牝馬編第3回のテーマはクイーンズリング。

牝馬クラシックでは皆勤したものの秋華賞2着が最高でした。しかし4歳で力をつけてエリザベス女王杯で初G1制覇。今年はさらなる飛躍を期待されましたが、府中牝馬Sの4着が最高とイマイチ結果を残せていません。

グランプリの大舞台で大きな変わり身をみせて、勝負に食い込むことができるでしょうか!?

それでは、クイーンズリングの近3走ラップ、注目レースラップ、有馬記念にむけてのポイントです。

近3走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/11/12 エリザベス女王杯 京都 2200 8 7 L2 高速 持続
17/10/14 府中牝馬S 東京 1800 3 4 L2 高速 持続
17/05/14 ヴィクトリアマイル 東京 1600 5 6 L2 超高速 超失速

(ヴィクトリアマイル・府中牝馬Sは稍重)

ここ3走はいずれもそれなりには走っていますが、馬券には絡めずといった内容。

エリザベス女王杯は中団やや後ろのインで控え、コーナーでも内をつくという終始ロスのない競馬を心がけた内容。脚は止まらずに使い続けてはいましたが、届き切るほどの迫力もありませんでした。

前半1000mが62.0でそこからの2ハロンも25.7とゆったりした牝馬限定戦らしい競馬。残り800は12.2-11.6-11.2-11.6とL2最速戦で、ペースが遅く仕掛けも遅いため最後まで止まらない競馬。ロスなく運べたのはよかったですが、ポジションが後ろすぎたため届きませんでした。流れ自体は16エリザベス女王杯と近いもので、適性的には問題なかっただけに残念な内容でした。

府中牝馬Sもスローの直線勝負。これはスタートで失敗し、後方からの競馬を強いられます。外を回して直線でもよく伸びてはいましたが、前に届かずアドマイヤリードにも差されての4着でした。

このレースはスタートミスが痛すぎました。61.9-46.2とスローバランスで、12.5-11.2-11.0-11.5とL3地点での急加速からのトップスピード持続戦ですから、スタートで後手を踏み、外々を回さざるを得なくなったのは見た目以上の大きなロスでした。56キロを背負ってまずまず伸びましたから着順よりは走っていますが、スタートが安定しないのが玉に瑕です。

ヴィクトリアマイルはスタート五分で、悪いうちの馬場を避ける他馬に対し最内を回って早めに進出を開始しました。直線ではゴール寸前までは粘っていましたが、最後の我慢比べで力尽きてしまいました。

47.9-46.0はドスローといってもいいレベルで、12.2-11.1-10.8-11.9と完全に瞬発力勝負。内を通してぎりぎり走れるところを走ったあたりはデムーロ騎手の腕が冴えましたが、失速地点で苦しくなったように、切れ勝負一本に持ち込まれると長く脚は使えない印象です。

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注目レースラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
16/11/13 エリザベス女王杯 京都 2200 3 1 L2 高速 超持続
16/10/15 府中牝馬S 東京 1800 3 1 L2 高速 持続

16年の連勝時と今年の秋2戦を比較します。

16府中牝馬S:60.6-12.1-11.4-11.1-11.4
17府中牝馬S:61.9-12.5-11.2-11.0-11.5

16エリザベス女王杯:61.8-25.1-11.9-11.5-11.2-11.4
17エリザベス女王杯:62.0-25.7-12.2-11.6-11.2-11.6

並べてみると、もちろん細かいところは違っていますが、勝負どころの加速の仕方はかなり近いものがあります。昨年の方がどちらも前に行けている分、着順が上がっているのですが、どうも行き脚がつかなくなっている点が気がかりです。

単純な比較ではありますが、昨年に比べるとワンランク力が落ちているのではないでしょうか。

有馬記念予想にむけたポイント

現状評価:消し

昨年は牝馬限定戦らしい流れで連勝しましたが、今年は2戦とも着順を落としています。注目レースラップの欄でも書きましたが、少しピークから力は落ちているのではないでしょうか。

実は3歳時は、牝馬限定戦らしい流れよりもロングスパート戦の方がよさそうな成績を残していたのですが、古馬になって完全にスローの直線勝負型にシフト。しばらくロングスパート戦を経験していないので、もしかしたらそちらが合うという可能性を完全には否定しませんが、一連のパフォーマンスの低下をみても厳しい戦いになりそうです。

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