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木曜日の今日は有馬記念出走馬のうち、まだ取り上げていない古馬牡馬の非G1馬6頭を少し駆け足でレビューしていきます。
まずは9歳馬カレンミロティックから。昨年の天皇賞春で2着となり、まだまだ健在といったところをみせました。昨年秋の豪州遠征後1年近く休んでいましたが、京都大賞典で復帰して2回レースを使ってきました。
先行する馬だけにどの枠に入るかで展開も変わってきそうです。どのような競馬をするかも考えておく必要がありますね。
それでは、カレンミロティックの近3走ラップ、注目レースラップ、有馬記念にむけてのポイントです。
近3走ラップ
年月日 | レース名 | コース | 距離 | 人気 | 着順 | 最速 地点 |
最高 速度 |
失速 度合 |
17/11/05 | アルゼンチン共和国杯 | 東京 | 2500 | 8 | 5 | L2 | 低速 | 持続 |
17/10/09 | 京都大賞典 | 京都 | 2400 | 9 | 8 | L2 | 高速 | 超持続 |
16/11/01 | メルボルンカップ | フレミントン | 3200 | – | 23 | ラップ不明 |
(メルボルンカップは稍重)
メルボルンカップは海外遠征競馬でしたが、56.5キロのハンデをもらいましたが大敗してしまいました。環境の変化等もあって難しい競馬になってしまいました。
京都大賞典は9歳馬の休み明け初戦でしたが、ゲートで飛び上がるものの二の脚はしっかりついて先行集団にとりつきます。直線では鋭い脚はなかったものの、最後まで粘り強く脚を使って0.6差の8着でした。
59.9-37.0-11.7-11.5-11.4-11.5という平均ペースからやや中緩みの後、4ハロンの中間速での持続戦となりました。直線入り口での反応はイマイチでしたが、そこからは長く脚をつかっていましたし、1年ぶりのレースでしたが全盛期からの衰えはほとんど感じられませんでした。
アルゼンチン共和国杯でもゲートはイマイチでしたが、二の脚はしっかりとつき2番手をキープ。向正面では逃げたマイネルサージュ共々少し後続を離す形を取りましたが、コーナーで引き付けて直線へ。スワーヴリチャードをはじめとした上位着順の馬には、直線の切れで差をつけられましたがゴール前まで脚を使い続けて5着入着。
全体を通じて12秒前後を刻み続けるザ・平均ペースといえる流れでした。上がりも11.8-11.9-11.6-12.1とL2最速ですが全体として淀みのないラップ。直線の半ばのスパート地点では1~4着馬と比べるとだいぶスピードが劣っていましたが、L1地点での粘りはなかなかのもので、4着アルバートとの差は逆にラストは詰めているくらいでした。
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注目レースラップ
年月日 | レース名 | コース | 距離 | 人気 | 着順 | 最速 地点 |
最高 速度 |
失速 度合 |
16/05/01 | 天皇賞春 | 京都 | 3200 | 13 | 2 | L3 | 高速 | 持続 |
15/05/03 | 天皇賞春 | 京都 | 3200 | 10 | 3 | L2 | 低速 | 持続 |
14/06/29 | 宝塚記念 | 阪神 | 2200 | 9 | 2 | L3 | 低速 | 持続 |
G1で馬券圏内に来た3戦をピックアップしました。
この3つのレースの上がり4ハロンをみると
16天皇賞春:11.6-11.4-11.7-11.9
15天皇賞春:11.7-11.8-11.5-12.0
14宝塚記念:11.8-11.7-11.8-12.1
となっています。
いずれも800m淀みがなく、最後までスピードが落ちきらないレースになっています。このように加速力をさほど求められない、11秒後半が続くロングスパート戦が一番の得意舞台です。
有馬記念予想にむけたポイント
現状評価:消し
先行はしたいですが、逃げたくはないという馬なので他馬の出方を伺いながらの競馬になるでしょう。
ここ2戦の内容からも衰えはほとんど感じられないので、自分の得意な流れになってほしいところ。有馬記念は早めにレースが動き出すので、そこはこの馬にとってもいいとは思いますが、L2での再加速には苦戦しそうです。切れはない馬なので、自分から動くくらいの気持ちでよどみない流れを作れればいい競馬にはなりそうですが・・・。