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有馬記念出走馬個別分析、G1未勝利の古馬牡馬勢の2頭目としてサウンズオブアースをレビューします。ちなみに、ここからは残る馬たちを五十音順で評価していきます。
サウンズオブアースは最強の2勝馬としておなじみですが、今年はイマイチピリッとした競馬が出来ていません。重賞2着7回、それもG1で3回、G2で4回の2着とレベルの高い競馬を何度も繰り返しています。
グランプリの舞台で大復活とともに悲願のG1制覇となるでしょうか!?
それでは、サウンズオブアースの近3走ラップ、注目レースラップ、有馬記念にむけてのポイントです。
近3走ラップ
年月日 | レース名 | コース | 距離 | 人気 | 着順 | 最速 地点 |
最高 速度 |
失速 度合 |
17/11/26 | ジャパンカップ | 東京 | 2400 | 11 | 12 | L3 | 高速 | 失速 |
17/10/09 | 京都大賞典 | 京都 | 2400 | 2 | 13 | L2 | 高速 | 超持続 |
17/08/20 | 札幌記念 | 札幌 | 2000 | 4 | 4 | L2 | 低速 | 超持続 |
今年はドバイシーマクラシックを使い、休養を入れて札幌記念から始動しました。ただ、札幌記念はさておき、秋の2戦の内容はあまりにも不甲斐ないです。
ジャパンカップは後方から運んで脚を溜めきる競馬をしましたが、伸びは平凡で上位とは大きく離されました。
京都大賞典は中団からの競馬でしたが、4コーナーで早くも手ごたえが怪しく直線では鞍上が追うのを止めて諦める形になりました。
ここ2戦の内容はあまりにも無抵抗すぎて、体力面もしくは気力面での衰えを感じてしまう内容です。
札幌記念はスタートしてから積極的に出していって、先団に。そこから内に入れて控える競馬をします。3,4コーナーでは前が広がって壁になりましたが、こちらもそれほどの進出する脚はなく、レースが決まったところで脚を伸ばしての4着どまりでした。
60.7-59.7でバランスとしてはスロー。11.9-11.9-11.8-12.0と低速のロングスパート戦でしたが、軽い上がりを使いたいこの馬にとっては少し馬場が重かった印象です。
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注目レースラップ
年月日 | レース名 | コース | 距離 | 人気 | 着順 | 最速 地点 |
最高 速度 |
失速 度合 |
16/11/27 | ジャパンカップ | 東京 | 2400 | 5 | 2 | L3 | 高速 | 失速 |
16/03/26 | 日経賞 | 中山 | 2500 | 1 | 2 | L2 | 超高速 | 持続 |
15/12/27 | 有馬記念 | 中山 | 2500 | 5 | 2 | L2 | 高速 | 失速 |
近走の2着のレースラップを振り返ります。
ジャパンカップは61.7-37.5-11.9-11.2-11.4-12.1とスローからL3で一気に加速しての失速戦。早めにトップスピードに乗る形でしたが、最後まで脚を使ってシュヴァルグランを競り落としました。
日経賞は道中で13秒台が5回続く超スローペース。上がりが12.2-11.8-10.9-11.2と中山の短い直線だけの究極の切れ勝負という珍しい競馬。15有馬記念と連続してゴールドアクターの後塵を拝しましたが、トップスピードを活かす形で2着に入りました。
15有馬記念も直線勝負。有馬記念としては珍しく道中での早めの動きがなく、スローから11.9-11.5-11.3-12.2という直線に向けてスピードを乗せていく切れ勝負になりました。先行勢はキタサンブラック・ラブリーデイ・マリアライトと強敵揃いでしたが、一番いい脚を見せていたように、スローで勝負どころが後ろになる瞬発力勝負がベストです。
有馬記念予想にむけたポイント
現状評価:△~消し
ここ2戦の内容がどうしても気がかりですが、今年の有馬記念のペースは向いている1頭です。
おそらくキタサンブラックが、逃げるにしても前に何かを置くとしても、全体のペースを掌握してレースを進めるでしょう。早めに進出は開始するでしょうが、全体のバランスはスローで最速地点はL2地点。
サウンズオブアースが一番力を出せる展開にはなると思うので、体調が万全で外すぎない枠に入れば、2,3着のヒモとしては買ってもいいと思っています。