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有馬記念出走馬分析もだいぶ煮詰まってまいりました。12頭目はサクラアンプルールです。
3歳時は中央で2戦しか使えず、一旦地方に転厩を余儀なくされます。そこではきっちり2連勝で中央復帰のチケットを手に入れ、4歳でJRA再転入。しばらくはダートを使っていましたが、脚元がしっかりしてきたのか、芝に転戦してからは休み休みながらも順調にステップアップ。
今年は飛躍の年となり、中山記念2着をあげたのち、札幌記念でついに重賞初勝利。6歳馬ですが使いこんではおらず、まだまだフレッシュです。天皇賞は雨馬場に泣きましたが、馬券圏内を外していない中山芝コースでアッと言わせることができるでしょうか!?
それでは、サクラアンプルールの近3走ラップ、注目レースラップ、有馬記念にむけてのポイントです。
近3走ラップ
年月日 | レース名 | コース | 距離 | 人気 | 着順 | 最速 地点 |
最高 速度 |
失速 度合 |
17/10/29 | 天皇賞秋 | 東京 | 2000 | 12 | 8 | L3 | 超低速 | 超失速 |
17/08/20 | 札幌記念 | 札幌 | 2000 | 6 | 1 | L2 | 低速 | 超持続 |
17/07/16 | 函館記念 | 函館 | 2000 | 8 | 9 | L2 | 低速 | 持続 |
(函館記念は重、天皇賞秋は不良)
天皇賞は超極悪馬場。東京2000の最内枠でしたので先行はできましたが、馬場に泣きました。
1戦飛ばして函館記念も重馬場で、時計がかかる馬場で良さがあまり活きませんでした。この2戦はあまり気にしないでもいいでしょう。
勝った札幌記念は中団からの競馬。最内枠でしたが早めに外目に出して進路を確保しやすくするレースを心がけました。3,4コーナーでの手応えがよく、進出の勢いそのままに抜け出します。最後はナリタハリケーンの強襲にヒヤッとしましたが、何とか残して重賞初勝利。
60.7-59.7のスローで11.9-11.9-11.8-12.0と低速のロングスパート戦。時計がかかる馬場でのロングスパート戦で他馬より秀でていました。
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注目レースラップ
年月日 | レース名 | コース | 距離 | 人気 | 着順 | 最速 地点 |
最高 速度 |
失速 度合 |
17/02/26 | 中山記念 | 中山 | 1800 | 8 | 2 | L2 | 高速 | 持続 |
17/01/28 | 白富士S | 東京 | 2000 | 5 | 2 | L2 | 高速 | 持続 |
16/12/11 | 美浦S | 中山 | 1800 | 2 | 1 | L3 | 低速 | 失速 |
中山記念はスタートから4ハロンは50.4と超スローでしたが、ここから11.1-11.6-11.6-11.3-11.7と5ハロンのロングスパート戦になりました。これはマイネルミラノが途中から動いていったことも影響していますが、中山内回りらしく2コーナーを抜けてからの下り坂で勢いがつきました。サクラアンプルールは後方で脚をため、コーナーでは内を突く競馬。先行したネオリアリズムとロゴタイプの間に突っ込んでの2着でした。距離ロスなく回れたこともよかったですが、瞬間の反応にならなかったのがラップ適性的には合っていたと思います。
白富士Sも前半超スローから11.9-11.2-11.0-11.4と3ハロンのトップスピード持続力勝負になりました。これを中団から伸びて惜しい2着。
美浦Sは上の2戦とは対照的に平均ペースで流れ、11.9-11.8-11.8-12.5とトップスピードの高さを問われない競馬に。どちらかといえば札幌記念のような上がりの時計がかかるレースでした。大外から迫ったきた馬をゴール前でぎりぎりしのいだのも札幌記念と一緒。勝ち切るのであれば、軽い馬場よりも時計がかかる馬場でのロングスパート戦でしょう。
有馬記念予想にむけたポイント
現状評価:△~消し
馬場に関しては軽い馬場・重い馬場のどちらもこなしていますが、いずれにせよ急加速のない上がりレースで好走しています。キタサンブラックの作るどこかで一気に動き出すレースとは合わない可能性が高いです。
淀みのない流れになればチャンスはあるかもしれませんが、この流れだとサトノクラウンが強すぎますし、どうなっても内枠を引いた場合だけ3着に買うくらいしか手は出せません。