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有馬記念出走馬分析もついに16頭目。大トリを飾るのはレインボーラインです。
3歳時は札幌記念3着からの菊花賞2着の実績を残し、今年も天皇賞春以外は確実に末脚を伸ばしてまずまずの成績を残しています。現状ワンパンチ足りない成績ともいえますが、グランプリの舞台でより輝くステイゴールド産駒の代表として、大外一気を狙います。
それでは、レインボーラインの近3走ラップ、注目レースラップ、有馬記念にむけてのポイントです。
近3走ラップ
年月日 | レース名 | コース | 距離 | 人気 | 着順 | 最速 地点 |
最高 速度 |
失速 度合 |
17/11/26 | ジャパンカップ | 東京 | 2400 | 8 | 6 | L3 | 高速 | 失速 |
17/10/29 | 天皇賞秋 | 東京 | 2000 | 13 | 3 | L3 | 超低速 | 超失速 |
17/06/25 | 宝塚記念 | 阪神 | 2200 | 7 | 5 | L3 | 低速 | 持続 |
(宝塚記念は稍重、天皇賞秋は不良)
天皇賞秋は超極悪馬場で参考外ですが、この馬は馬場を苦にしない伸び脚をみせましたので、相当な道悪巧者です。
ジャパンカップは最後方から直線だけの勝負。前の争いに絡むには厳しい位置で、4着争いに加わるのが精一杯でした。
上がり自体は最速でしたが、ポジションがだいぶ前だったレイデオロも同じ脚を使っているので、力負けといった印象です。
宝塚記念も最後方から進めますが、こちらは3コーナーから早めに動いていく競馬。6ハロンのロングスパート戦のなか早めに動いていったので、さすがに最後は止まってしまいました。
11.7-11.6-11.8-11.7-11.8-12.2の流れをL4地点からまくっていったので、相当厳しい競馬をしたと思います。先行したシャケトラまで届けばさらに評価できましたが、自分から厳しい競馬に打って出た分きつい競馬だったので、5着ならまずまずといえます。
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注目レースラップ
年月日 | レース名 | コース | 距離 | 人気 | 着順 | 最速 地点 |
最高 速度 |
失速 度合 |
16/10/23 | 菊花賞 | 京都 | 3000 | 9 | 2 | L2 | 低速 | 超持続 |
16/08/21 | 札幌記念 | 札幌 | 2000 | 4 | 3 | L2 | 超低速 | 超持続 |
札幌記念はかなり重い馬場で、スタート後2ハロン目以外はすべて12秒台のラップとなるタフな競馬。後方から最速上がりを使いモーリスに迫ったように、やはり重馬場はかなりの得意です。
菊花賞は前半1000が速く、中盤1000でかなり緩み、後半1000でまた速くなる競馬。59.9-64.5-58.9とラップを並べるとかなりの中緩みだったということがわかります。これを後方から直線勝負にかけ、12.0-11.6-11.5-11.6の中間速の持続力勝負でサトノダイヤモンドに次ぐ脚を使いました。
有馬記念予想にむけたポイント
現状評価:消し
後方一気に賭ける馬で、上がりのラップに対する適性が見えづらい馬です。
一つ確実に言えるのは、時計のかかる馬場の方がいいということ。菊花賞は中緩みで全体時計がかかったのがよく、今年の天皇賞春ではレコードが出る高速レースで歯が立ちませんでした。
終いは確実に脚を使える馬ですが、瞬間の反応が鋭い馬ではなく長く脚を出し切りたいタイプ。今年の中山は比較的軽い馬場ですし、キタサンブラック主導のスローの流れだと最高速度は11.5未満の高速になりそう。
何かペースメーカーが一貫ペースを作ってくれて、上がりがかかるような形なら食い込みがあるかもしれませんが、今年の有馬記念ではそれが望めなさそうですし、大外から距離ロス承知だと前走ジャパンカップと同じくらいまでしか届かないと思います。