2017有馬記念出走馬分析~ヤマカツエース~

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有馬記念出走馬分析第15弾はヤマカツエースを取り上げます。

昨年冬からの充実ぶりは、今年こそはG1に手が届くのかと思わせるところはありましたが、秋のG1戦線では2走続けて凡走。しかし、昨年4着の有馬記念の舞台に戻って、今度こそG1タイトルを手中にしたいところですね。

それでは、ヤマカツエースの近3走ラップ、好走時ラップ、有馬記念にむけてのポイントです。

近3走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/11/26 ジャパンカップ 東京 2400 12 8 L3 高速 失速
17/10/29 天皇賞秋 東京 2000 7 11 L3 超低速 超失速
17/08/20 札幌記念 札幌 2000 1 3 L2 低速 超持続

(天皇賞秋は不良)

有馬記念出走馬分析で何度も書いたように、天皇賞秋は超特殊な極悪馬場でしたので参考外。この馬自身は重馬場の福島記念勝ちがあるので、ひょっとしたらと思って重めの印を打ったのですが、普通の重馬場までが限界だったようです。

ジャパンカップは8枠でしたがスタートを決め、そこから巧みなポジション取りで最内に潜り込みます。そのまま直線でも他馬が少し外を回す中、最内に突っ込んでポジションをあげていきます。しかし、そこからはあまり鋭い伸びはなく、4着以下の争いでは外を回してきた馬たちに屈する形となりました。

最終週の馬場でさすがに最内部分は少し悪くなっていたようで、馬群が外へ持ち出す中でギャンブル的に最内を突きました。ただ、馬場がさすがによくなかったこともあり伸びきれなかった感じ。一発を狙う意思は強く感じましたが、うまく実りませんでした。

札幌記念は1番人気を背負い、中団前目の好位から競馬を進める王道の競馬。しかし、勝負どころでもイマイチ伸びきれず、サクラアンプルールとの差もゴールまであまり詰まりませんでした。

この後の注目レースラップの欄で詳しく書きますが、ヤマカツエースの武器はそれなりに流れた展開の中でも直線でピリッとした一脚を使えることです。札幌記念は11.9-11.9-11.8-12.0と低速の完全にフラットなロングスパート戦でしたし、ジャパンカップは11.8-11.3-11.8-12.0とL3最速でそこからの持続力が問われたレースでした。どちらも少し適性がずれていた分の敗戦だと考えます。

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好走時ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/04/02 大阪杯 阪神 2000 4 3 L2 低速 持続
17/03/11 金鯱賞 中京 2000 1 1 L2 高速 持続
16/12/03 金鯱賞 中京 2000 4 1 L2 高速 持続

昨年冬からの好走レースを上記に書きましたが、すべてL2最速戦。

大阪杯は平均ペースを後方で進め、11.8-11.7-11.6-12.0の上がりを後方から鋭く追い込んで3着。溜めきって直線を迎えるというよりは、じわじわとポジションをあげていって直線で瞬発力を使った一瞬の脚で上位に食い込みました。

金鯱賞連覇は少々異なった内容。17金鯱賞は60.4-58.8とスローバランスですが、これは前半の4ハロンが遅く、そこから11.7-11.7-12.0-11.9-11.4-11.8とロングスパートからの再加速戦。このレースは快勝でした。

16金鯱賞は61.5-58.2と超スローで、11.6-11.3-11.2-11.5と上がり特化の勝負。その中でもL2地点が最速となり、前の馬が粘る中1頭鋭く伸びて差し切りました。

このようにL2最速戦で、ここで持ち味の一瞬の脚を繰り出せる展開だと、序中盤の流れ不問で勝負になる馬です。流れの融通は利く馬ですが、仕掛けどころははっきり遅くなった方がいいです。

有馬記念予想にむけたポイント

現状評価:▲~△

昨年も4着と頑張りましたが、今年も適性的には秋3戦でも明らかに合っている舞台です。

L5ロングスパートからのL2再加速となる有馬記念ですが、L2地点での瞬間の反応を問われるのがポイントとなり、それはヤマカツエースにとっては明らかにプラスです。

一発を狙うならインベタで中団をキープし、レースの流れに合わせて進出し直線の切れ勝負にしたいでしょうから、内枠がぜひとも欲しいところ。もし、内枠を取れたようなら強く評価したい1頭です。

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